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私の芝居日記 3号 「夏・南方のロ-マンス」

演劇鑑賞会
今回の芝居は町田演劇鑑賞会の主催です。
私は町田演劇鑑賞会に入っています。月会費を払って、選ばれた年6本の演劇を町田のホールで観るという仕組みです。芝居はバラエティー豊かです。最近では佐藤B作が座長の劇団東京ヴォードヴィルショーや劇団文化座などの芝居が掛かっています。前回は青年劇場の「キネマの神様」でした。
全国に130以上の演劇鑑賞会があり約15万人が会員となっているそうです。
東京や大阪などの大都市圏とは違い、地方でプロの演劇を観る機会は少なく、そうした人達に演劇を観る機会を提供しています。また、新劇などの劇団にとって苦労は「集客」です。質の高い芝居でもお客さんを呼び込むことは一苦労。だから、日本の演劇、特に新劇は全国の演劇鑑賞会が無くては成り立たないと言われています。演劇鑑賞会は我が国の演劇文化を支えていると言えます。
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私の芝居日記 3号
「夏・南方のローマンス」(劇団民藝)
作:木下順二
演出:丹野郁弓
出演:劇団民藝の皆さん
日時:2021年7月21日(水)18:30~21:20
劇場:町田市民ホール

とても重たく、華やかさなど一切排除したような舞台でした。
テーマは第二次世界大戦の日本軍による戦争犯罪と戦争責任です。南方の島で島民をスパイにでっち上げ処刑した日本兵が、戦勝国によって裁かれる様が描かれています。
先の大戦の敗戦から75年が経っています。多くの命が失われた戦争、貧しかった戦後。それをリアルに知る人がいなくなろうとしています。そして「戦争犯罪」「戦争責任」という言葉を知る人も少なくなっているのではないか。語る人もいない。
演劇は人々に楽しさ、生きる勇気、希望を与えてくれます。また、今回の芝居のように知らなかった史実や事実に目を向けさせてくれます。
今回は戦争犯罪、戦争責任という私たち日本人が目をそらしてきた事実を、もう一度考える機会を与えられたと思いました。
では、次回お会いしましょう。さようなら。

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