過去の共済記録の年金は請求済み?
以前のブログで年金加入記録について書きました。記録漏れがある場合は年金機構の該当HPも参考にしてください。
平成27年10月1日に「被用者年金一元化法」が施行され、これまで厚生年金と共済年金に分かれていた被用者の年金制度が厚生年金に統一されました。
しかし一元化前に請求できる共済年金の請求をしていない場合が多く見受けられます。
老齢基礎年金、老齢厚生年金は請求済みで老齢共済年金が請求漏れといった具合です。ですので現在65才以上の方が多いです。
比較的多いのは若いころに自衛隊所属期間があった場合でしょうか。
その場合、最後に所属していた自衛隊の駐屯地に年金請求をする必要があります。(以下、国家公務員共済組合該当HP)
20歳以降の共済記録が未請求の場合、その加入期間分の老齢基礎年金の再裁定手続きも必要となります。つまり基礎年金の額が増えることになります。こちらは日本年金機構が実施期間ですので年金事務所で行います。
本人が死亡してから未請求が判明する場合もあります。その場合は遺族厚生年金の請求前に未請求の手続きが必要になります。ややこしい話ですが、権利のある年金は忘れずに請求してください。