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インディアンの砦なくなったんだって、ってすごい話題になりました。

生まれも育ちも美しが丘なんですよ。いま、24です。早生まれなんで25の年ですね。私が生まれる前から両親があざみ野寄りのマンションに暮らしてて、で、父が美しが丘二丁目と四丁目で居酒屋さんをやってて、今はないですけど。だからずっとここに住んでいるんですよ。居酒屋は、私が生まれて小学校低学年くらいまでやってました。

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何だろう。思い出・・・。小学校の時はみんなで遊具でよく遊んだんですけど、最近はもっぱら集まってのむ。
好きな場所・・・そうですね~、同じ中学で同じ小学校の友達の家が平川神社のすごく近くで、もうひとりの友達の家がけっこう遠いんですけど美しが丘西の方で、もうひとりがローソンの隣の隣くらい。で、その中間地点が平川神社っていう。けっこうそこは好きです。中学卒業して高校になってからみんなけっこうバラバラになって、ひとりは、いま静岡に住んでて土日しか帰って来ないんで、帰って来た金曜日の夜には、夜中の1時とかに集まったりすることもあるんですよ。一番近くに住んでる子がお酒を飲まないで車を出して、みんなをおうちに送ってくれたりとか。集まろうってなると、そう、平川神社に集合して神社の境内で集まってしゃべったり、境内の下の公園みたいなところでひっそりのんだり。階上がって高台になってて、そこに公園があります。そのさらに上に神社はあります。公園にはブランコとかあるんですよ。ベンチがあったり、倉庫みたいな掘っ立て小屋があるんですけど、そのへんに集まります。

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美しが丘って都会に出るのに便利な場所だから、みんな意外とこの24歳とかになっても都内で働いてる子はまだ実家に住んでたりするし、ちょっと転勤で地方に行ってる子も土日とか必ず戻って来てたりとかして。なんかみんな地元愛がある感じ。幼なじみとなかなか会えないとかがなくて、すぐに会えるっていうのが、そう、いいですね。
小学校の時は、駄菓子屋まこちゃんっていう、もうなくなっちゃたけど、すごく大好きな駄菓子屋さんがあって、もう週5くらいで通ってました。週5で駄菓子屋まこちゃんで駄菓子を買って、そのまま山内公園に行くっていう、そういうルートもありました。

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あと、元石川小学校には、名物の遊具がありました。元小出身者のあいだでは話題のすっごいバカでかい攻めた遊具で「インディアンの砦」っていうんですけど、ほんとに危険な遊具でした。年に2回ぐらい…もっとかなぁ、骨折する人がぜったい出る、そのたびに救急車がいつも来る、みたいな遊具で。すごいなんかなんだろうな、もうおっきいジャングルジムみたいな感じで、網でこう登って行くっていう遊具なんですけど、2階建てのプレハブの校舎と同じくらいの高さの遊具でした。たぶん元小出身なら、あー、あのけが人が続出していた遊具ね、って。人づてになくなったと聞いて寂しいなと。いつなくなったのかな? 最近ですよ、多分ここ5年くらい。インディアンの砦なくなったんだって、ってすごい話題になりました。

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インタビュー:2017年 夏

このおはなしは2018年No.005号に収録されています。冊子をご希望のかたはご連絡ください。冊子は無料、送料180円でお送りします(5冊まで送料は同じ)。「街のはなし」プロジェクトを、スキやサポート,snsのフォローなどで応援していただけましたら大変励みになります!どうぞよろしくお願いします。

企画・文・写真: 谷山恭子
編集・校正: 伏見学・街のはなし実行委員会
発刊:街のはなし実行委員会

白根愛梨


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