絵画作品「透明性」で伝えたいことを言語化しました
作品名
「透明性」
あなたに穏やかな時間がありますように・・
作者名
そら
作品のささやかな説明
二人は大切な決め事を、透明性のある、じゃんけんで決めることにしました
作品でお伝えしたいこと
この作品は、戦争のない平和な世界を作るために、私たちが本当に大切にすべきことを問いかけています。
距離をとって向かい合っている二人は、まるで戦争状態を象徴しています。ただ、二人ともまだ成熟しきれておらず、これまでも話し合おうとするたびに言い争いになり、もはや言葉では解決できない状況を表しています。
そこで、二人は話し合いで解決できない問題に対して、公平で透明性のある方法でどちらかが相手の意見を受け入れることにしました。
さまざまな方法を検討した結果、公平性を確保するにはデジタルな手段では不十分だと考え、身体を使った表現方法として「じゃんけん」を選ぶことに合意しました。
しかし、もしどちらかが「後出し」してしまったら、さらに問題がこじれてしまう可能性があったため、二人は透明性を保つために、スマホでお互いの後ろに回した、じゃんけんの手を撮影することにしました。
この作品は、戦争がいくら話し合いを重ねても終わらないという諦めと、最終的にはどちらかが不満を抱えながらも、それを受け入れるしかない状況を表しています。最善の方法ではないかもしれませんが、これ以上の悲しみを生まないための知恵を絞り出す人間の苦悩を描いています。
さらに、スマホというテクノロジーを使った透明性の危うさも表現しており、これからのAI時代には、技術を持つ者が映像を書き換えることで、真実さえも操作できる可能性があることを示唆しています。
「戦争が日常化した社会」と「デジタルに依存した社会」が、これからどの方向に進むべきか?その問いを投げかける作品です。
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