まちのコイン もっと使いやすく!
2021年7月現在、まちのコインの全国での導入実績は累計12箇所を超えました。
まちのコインはコインを利用できる場所である加盟スポットと、実際にサービスを利用するユーザーの両輪で成り立っています。
私たち運営は、サービスを理解してもらうためにたくさんの加盟スポットやユーザーにまちのコインについて説明してきました。
その甲斐あって少しずつ取り組みが広がる一方で、微妙な違和感を感じることも増えてきたのです。
みんなが感じていたモヤモヤ
まちのコインのつかい方にはひとつ大きな特徴があります。それは、
スポットとユーザー間でコインを「もらったり」、「つかったり」するためには「チケット」を媒介する
ということです。
はじめて説明を聞いた人たちがここでつまづくのが
コインは単に支払うものではないの?チケットってなに??
というところ。
実は‥
これまでスポット導入の説明に伺う際、この仕組みを理解してもらうのにそこそこ時間がかかっていました。
また、導入してくださった加盟スポットの方から、「まちのコインを勧めたいのにその良さをイマイチ言葉で説明しづらい」という声を聞くようになりました。
感覚的に分かりにくいのも、それらが障壁になるのも良くない。
この1年半ほど運営する中で感じてきたことをもとに、思い切って、基本的な考え方、キャッチコピー、さらには「チケット」という呼びかたやアプリのUI(ユーザーインターフェース:アプリの見た目や使いやすさ)もふくめ、多くの人がわかりやすくなるようにという想いを込めてアップデートすることにしました!
もらうときもあげるときも お金で買えないうれしい体験に出会えるお金
改善前のまちのコインは
「使えば使うほど仲良くなる新しいコミュニティ通貨」
というキャッチコピー。
説明をするときも、いつも「仲良くなるんです!」とお伝えするのですが、実際には「そもそも仲良くなりたいんだったっけ...」とピンとこない様子の方がちらほらいることが、気になっていました(苦笑)
改めてユーザーの皆さんにお話を伺っても、仲良くなるために始めたというよりも、面白そうなチケットがあったから試してみた結果、知り合いが増えたという声のほうが圧倒的に多かったのです。
仲良くなるために体験をするのではなく、魅力的な体験をした結果、仲良くなる。
主従を逆にしよう。
まずは、そう考え、メインのコピーを
もらうときも、あげるときも
お金で買えないうれしい体験に出会えます。
としました。
ひとことで言うと
「お金で買えない体験で 地域をつなげるコミュニティ通貨」です。
もう少しかみ砕いて表すと
例えば
「お手伝いする」体験(=チケット)をとおして
「(ありがとうと言われる)お金で買えないうれしい体験」に出会えているんですね。
まちのコインが提供する体験には、大きく分けてこんな種類があります。
つながりが生まれる体験
だれかの役に立つ体験
それにプラスして ちょっとお得な体験も
まとめると、こういうことなんですね。
改善点
アプリ内のいくつかのワードの変更とデザインの微細な変更を行いました。
なかでも大きな点としては
・コインを「つかう」→「あげる」への呼称変更
「つかう」という言葉では、「もらう」「つかう」の両方をふくむコインの利用全体を表す言葉と混同しがちでした。今回の変更より相手を意識してコインをやりとりできるようになります。
・「チケット」→「体験」への呼称変更
より具体的、ジブンゴト化しやすいイメージです。
一覧でも見やすく、かつ体験ごとに内容が想起しやすいデザインになりました。
その他はこちらです。
・「通帳」→「ホーム」
QRコード撮影アイコンも目立たせました!
・「活動」→「みんなの活動」
・「スポット」画面→「マップ」画面としてリニューアル
・「体験詳細」画面のレイアウト改善
もっと使いやすく もっと愛されるために
いかがでしょう?
よりわかりやすくなったでしょうか。
今後もスポットの皆さんと協力して、トキメクような体験を一緒に作り上げ
ユーザーの皆さんにもっと「うれしい」をお届けできるよう
引き続き改善を重ねてまいりますので
見守ってくださるとうれしいです。