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南米に住む駐妻がカナダに留学したはなし

これは2020年1月時点。武漢でコロナ、というニュースを見ながら、どこか人ごとのように、呑気にプーティン食べてた頃のはなし。

なんで南米に住んでる人が(しかもテンポラリー)、カナダに留学?というはなしは、こちらから。

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1カ月。ほんとうにあっという間だった。

結論からいうと、もう、本当に本当に行ってよかった!!!
1カ月で英語のレベルが爆上がりするようなことはなかったけれど、文法が間違っていようが、間違ってまいが、とにもかくにも、話すこと・分からなかったら聞くことが本当に大切だと、身にしみた。単純なことだけど、これを徹底することでこの留学の満足度は最高になったように思う。

意識したこと

1カ月しかないので、とにかく友だちつくる!とにかく自分から喋りかけに行こう!授業中も分からないことは聞きまくろう!
→これを通じて英語力アップを目指そう!!!と鼻息荒くカナダに飛んだ。通常時は、そういう積極的なタイプでは決してないので、人格変える勢いで臨もうと思ってた。こういう心構えでカナダに乗り込めたのは、結果的にすごく良かった。

単純だけど、クラスのメンバーや先生に自分から笑顔で挨拶をする、自分から話しかけに行く。日本人同士で出来るだけ固まらない(日本語で話しかけられても、他の国の人が近くにいたら、英語で話そ!と言う)。授業で分からない所は、分からないから教えてください!とその場で言う。これを繰り返した。

あと、自己紹介は記憶に残りやすいものがいいかな、と思って、「日本人です。南米に住んでます。結婚してます。」といつも言っていた。
これがきっかけで、なんで南米に住んでるの?ハズバンドは今どうしてるの?日本人って言ってたっけ?韓国だっけ?(これは私がよく韓国人と間違えられるから) 、等と興味を持ってくれる人が多かった。

少し嬉しかったことは、「日本人ってみんななんでそんなシャイなのに、あなたがシャイじゃないのはなんで?」と聞いてくる人(主に南米の人たち)が本当に多かったこと。積極的に話しかけたり、アイコンタクトを取ろうとしていたから、その姿勢が通じたんだと思う。
そもそもシャイが良いとか悪いとかは、私は思っていなくて、でも中には、「目を合わせてくれないのは嫌だ」「シャイは良くない」と思っている人たちもいる。わたしは自分でシャイと思っているけど、「いや、シャイでもいいじゃん。アイコンタクトで目をじーっと見ちゃいけないって文化もあるんだよ」って言えるくらいにはなってたいと思っていたから。

英語はどのくらいできるように・・・?

で、肝心の英語はどれくらい伸びたのかい?というはなし。

渡航前のTOEICは700点。で、留学後は、、、コロナの影響で受けられておりません涙。
でも、なんだかんだやっぱり、「言葉にせねば何も伝わらぬ」ということが骨身にしみたことが、大きいように思う。
ちなみに留学後、友だちとイエローナイフへ旅行に行った帰りの便で、乗り継ぎが上手く行かなかった&コードシェア便だったため、航空会社間をたらいまわしにされた時も、なんとか英語で乗り切れた。初めて英語で文句を言った(現地の人から見たら、なんだこのカタコトでまくしたててるアジア人・・・って感じだったと思うが)。

あと、留学の後半くらいから、リモートで英語を使う仕事を少しだけ始めることができ(ご縁に感謝)、これで仕事しながら英語の勉強もできるやん・・・なんて。この仕事をもっとスムーズにこなせるようになるためにも、英語の勉強は今後も続けたい。

ちなみに、8月に#TOEIC公式みんなで模擬受験を受けたところ、770-815点レンジ。留学&日々の仕事を通じて、少しづつ英語の理解が進んでいるような感覚。少しずつでも前進したい。

出会えてよかった!!!と思える人たち

なんだかぐだぐだになってきたが、英語以外で、この留学に来てよかった!と思ったことは、平たく言うと、「ほんまに世界にはいろんな人がいるんだな〜」と感じられたこと。

一番仲良くなったコロンビア人の女の子(大学卒業してすぐに来ていた。建築士の卵。かわいいので、この子のことを気になってる男子たちが、よく私に情報をヒアリングしに来た。英会話の相手に使わせていただいた。)、
子どもや旦那さんと一緒に留学に来ている韓国人のお母さんたち(親子留学がお手頃価格でできる学校だったらしく、たくさんいた。みんな美人でフレンドリーで、たくましかった。年齢の話はご法度。)
ケベック出身のフレンチカナディアンの男の子(歴史的な背景・制度によって、カナダにいるけど英語教育を十分に受けられなかった話などを聞けた。やたらモテてた。たしかにかっこよかった。)
優しくて料理が上手なホストマザー(高齢。一度、声をかけても朝起きてこなくて本気でどうしよう、と思った。熟睡中だった。)、
カルガリー空港のボランティアのおじさん(上のハプニング時にめっっちゃくちゃ親身に助けてくれた。ボランティアはみんな定年退職した人で、フルタイムでここでボランティアしてんねん、この制服も自分で買うねん、と教えてくれた。実際は関西弁じゃない。)
他にもたくさんの人に出会えて、助けてもらって、心があったまる瞬間がたくさんあった。

たぶんこれが、この先の私の財産になるだろう。

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留学から帰ってきてから、7カ月が経ってしまった。

すっかりカナダが好きなってしまって、本当は、来年にでもワーホリに行こう!!!いや、行ったるねん!(年齢的にもラストチャンス)と、夫に約束を取り付けて意気込んでいたところ、コロナ。コロナコロナ。気持ちが少しだけふさいでしまい、noteから遠ざかっていた。

今回また書こうと思ったのは、いまの状況から、もう来年ワーホリは行けないだろう、と腹落ちさせることができたことと、留学での経験を風化させたくないと思ったから。ここを風化させてしまうと、また、「英語」や「海外」という世界が遠くなってしまう、と思ったから。
「海外」に住んでおきながら変だけど、ここで言いたい「世界が遠い」という意味は、心理的なもので。特にこのコロナ下で、世界が分断されたような感覚、自分が孤立しているような感覚。
上手く言えないけれど、つながっている、という感覚を持っていたい、と思ったから。

カナダでわたしが出会った人たちは、優しくて、たくましくて、自分で自分の人生を転がしている人たちだった。忘れたくない。

次はいつ海外旅行にいけるかも分からないけど、いつかまた、必ずカナダには行きたい。
それまで引き続き、私はゆるく英語を勉強しながら、出会ったよかった!と思ってもらえるような人になれるように、自分磨きでもしようと思う。

ああ、本当に、留学行ってよかった。ちゃんちゃん。

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まちの
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