今日の一枚「マックス・ローチ/限りなきドラム」
今日の1枚
ジャズドラマーのマックス・ローチ氏、今年(2024年)で生誕100周年だそうですね。
大変おめでとうございます。
マックス・ローチをそんなにたくさん聴いてるわけではないんですが、特に好きな1枚。
クリフォード・ブラウンと一緒にやってた頃とは全然違うドラミングです。
かなり進化してます。
邦題「限りなきドラム」っていうまあ直訳?なタイトルですが、あながち間違ってません。
ドラムソロが3曲、クインテットが3曲、ドラムのアルバムです。
ドラムソロの曲もバカバカ叩くわけじゃなくて、静かに燃えている感じ?リズム楽器としてのドラムを追求してる感じです。
おそらくすごく真面目な性格だったんだろうな、っていうのが伝わってくる、シリアスな演奏です!
ですが、私的には、なんと言ってもフレディ・ハバード!
4曲目なんかは得意のハイノートのロングトーンでバリっとソロ吹くわけですよ!もう痺れます。
このアルバムは66年。
少し後になるとフリーとか流行ってくるし、70年代になるとジャズ自体が行方不明になってしまうので、ジャズ黄金期の最後の方の、まだジャズを信じてた頃のすごく貴重なアルバムです。
音楽理論は詳しくないですが、ソロもモードみたいに暗くないし、ブルージーなところもあるし、聴いててワクワクします!
録音も綺麗に録れてて、ステレオです。
とにかく、フレディ・ハバードのファンでまだ聴いたことのない方は絶対聞いて!
若くてイケイケだった頃の最高のハバードが納められています。
なんかマックス・ローチじゃなくてハバード推しになってしまいましたが、とにかく聴きやすいし、いいアルバムです。
是非聴いてみてください!