足関節縦アーチ機能~トラス機構とウィンドラス機構を知ろう!!~
今回はアーチについての話をしていきます!
アーチって、思っていたより難しくて、
内容は濃いのに、書けばとても短くなってしまう。。
これは、もう僕の敵です!!笑
そんな中でも、皆様の力になれるように頑張っていきます。
今週は「縦アーチ」、来週は「横アーチ」について
2週に亘り、重要性を伝えて行きたいと思います。
では、今週もスターーーーーーーート!
~目次~
⑴アーチの機能とは?
⑵縦アーチ
~内側縦アーチ~
~外側縦アーチ~
⑶縦アーチを知るうえで重要な事
~トラス機構~
~ウィンドラス機構~
~バランス保持~
⑷治療戦略
⑸まとめ
⑴アーチの機能とは?
アーチ機能の役割は以下の3つになります。
上記の役割が破綻すると下記の状態に繋がります。
では、アーチが崩れる要因も軽く触れておきましょう、、
<アーチが崩れる要因>
①加齢による筋力の低下
②体重の増加
③仕事の影響(立ち仕事↑)
④姿勢不良
⑤スポーツによる影響など
崩れた「過程」を知る事も治療戦略を考えるうえで重要ですが、
まずは解剖学的な視点からアーチを見ていきましょう。
⑵縦アーチ
~内側縦アーチ~
一般的に土踏まずと呼ばれる部分について見てみましょう!
<骨>
◎踵骨、距骨、舟状骨、内側楔状骨、第1中足骨
要石は舟状骨
<靭帯・腱>
◎足底腱膜、長・短足底靭帯、バネ靭帯、距踵靭帯、楔舟靭帯、足根中足靭帯
<構成する筋肉>
◎長腓骨筋、後脛骨筋、母趾外転筋、前脛骨筋、長母趾屈筋、短母趾屈筋、長趾屈筋
要は後脛骨筋
この時に1番に考えなくてはいけないのは、要となる後脛骨筋です。
後脛骨筋は前足部の回内作用があり、前足部が回内すると踵立方関節の運動軸が直交するため固定性が生まれます。
しかし、後脛骨筋が機能不全の状態で荷重を行うと、体重の負荷が骨関節部に直接かかってしまいます。。
凄く大事そうな気がしますね!!
~外側縦アーチ~
<骨>
◎踵骨、立方骨、第5中足骨
要石は立方骨
<靭帯・腱>
◎長短足底靭帯、踵立方靭帯、足底中足靭帯
keyとなる関節は踵立方関節
<構成する筋肉>
◎小趾外転筋、長・短腓骨筋、短趾屈筋
外側縦アーチは、体重支持に凄く重要となってきます。
昔は腓骨筋群が重要視されていたのですが、
最近の報告では内在筋である小趾外転筋が重要視されています。
では、内在筋群はどのように見るかですが、
《内在筋と外在筋の分け方》
・末節骨を屈曲した状態での足趾屈曲は外在筋有意
・末節骨を伸展した状態での足趾屈曲は内在筋有意
とされています。
よって、外側縦アーチの低下を疑う時は、
立方骨や腓骨筋群だけでなく、小趾外転筋群が付着する第5中足骨にも着目するとより良いですね!!
⑶縦アーチを知るうえで重要な事
縦アーチは弓状の形で、底辺を支えているのは「足底腱膜」です。
これは、静的支持機構において79.5%も寄与しています。
この足底腱膜の張力を用いる、重要な機能が以下になります。
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