帰ってきた「みしますきー」第1回からの変化とは?
今年2月に幕を閉じた、三島まちなかチャレンジプログラム・みしますきー。早くも第2回のプログラム開催が決定し、7月よりエントリー募集も開始しました。
ここでは、昨年度のプログラムで得られた成果を振り返りながら、今年度は何が変わったのか、私たちがみしますきーを通じて目指していきたいことも含めて、お伝えしていきます。
第1回参加者の声から見る「みしますきー」
開業にあたって漠然とした悩みや不安を抱えている人々の課題を解決するべく、「みしますきー」はスタートしました。私たちとしても全く初めての試みのため、東京の馬喰町で同様のプログラムを開催していた株式会社エンジョイワークスによるサポートを受けながらではありましたが、場所が変われば人口やマーケットの規模も大きく異なるので、何もかもが一つ一つ手探りで進めていくような日々でした。ですが、ありがたいことにエントリー募集期間では合計56組と予想を超える多くの方々からの反響をいただくことができたうえ、そのうち8組がメンタリングへと進み、最終的には2組が事業実現するなど、初年度としては非常に大きな成果を残すことができました。
実際に昨年度のプログラムに参加してくれた方々は、「みしますきー」について下記のように話してくれています。
「みしますきー」をより地域に開いたものに
今年度の「みしますきー」では、より一層まちなかエリアの様々な人や場所、コミュニティを巻き込み、プログラムとして更なるパワーアップを目指します。
具体的な施策としては、大きく2つ。1つは地域の物件オーナーの巻き込みです。プログラムの活用候補物件として公開する物件は、基本的には私たちが所有している物件です。しかし、もちろんこのまちのすべての物件を持っているわけではなく、その種類や数には限界があります。実際に昨年度のプログラムでも、活用候補物件が参加者の事業内容をマッチしないということがありました。そこで、「みしますきー」の情報を物件オーナーへと積極的に届けていくことで、共感してくれたオーナーから物件を提供してもらい、まちなかでの物件活用を加速させていきます。
またこの仕組みには、物件オーナー側にとってもメリットがあると考えています。通常の不動産流通の仕組みとは異なり、プログラムに集まった人々とメンターで事業の精度をあげていくため、安心して貸し出すことができるようになります。それだけでなく、プログラムを通じて自らの物件を使う人の事業内容や思いを詳しく知ることができるため、オーナー自身の思い入れがある物件を、「この人になら使ってもらいたい」という強い期待を持って貸し出すことも可能になるのです。
そしてもう1つの施策がサポーターの巻き込みです。今年度から、より地域との接点を増やしていくため、プログラムのサポーターを正式に募集することとなりました。具体的な役割としては、専門的なアドバイスをするというよりも、顧客側の立場を代表して壁打ち相手になったり、時には実証実験店舗の運営を手伝ったりと、事業実現を目指す方々の最も身近な応援者としてサポートしてもらう形をイメージしています。こうしてプログラムの支援者を増やしていくことで、地域全体で何かにチャレンジする人を見守り、応援するような風土を、このまちに浸透させていけたらと考えています。
チャレンジしたいと思っているあなたへ
エントリー募集が始まり、約1カ月。だんだんと皆さまからのお問い合わせも増えてきて、私たち運営事務局も嬉しく感じています。
もし今あなたが、お店や事業を始めたい、独立したいと思っていて、なにかに悩んで立ち止まっているのなら、一人で悩まずにぜひ私たちに相談してみてください。漠然としたアイデア段階でも構いません。私たち運営事務局と、各領域の専門家であるメンター、そして地域のサポーターたちがあなたと共に走ります。
昨年度の「みしますきー」では、これまでの取り組みを続けるだけでは接点を持てなかった人々と出会えたことが、私たち自身にとっても貴重な価値になりました。今年はどんな方々に会えるのか、今から楽しみです。
▽プログラムの詳細・エントリーはこちら
https://mishimaskii.com/
▽物件活用のお問い合わせ・事業相談はこちら
machinaka@kawata.org
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