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【オッドアイズ】について

どうも、ギンノです。
皆さんは【オッドアイズ】と言うテーマ、知ってますか?
アニメと漫画で榊遊矢が使ったカードで、【EM(エンタメイト)】と【魔術師】と強いシナジーを持ちます。
しかし、環境では【EM竜剣士】【EMEm】【EM魔術師】とオッドアイズ以外のテーマが数多の大会で結果を残し、規制されてしまった事で関連するオッドアイズもパワーダウンを余儀なくされました。
そこから長らく新規も質が落ち、規制も緩くならないまま10期が過ぎ、11期で転機が訪れたのです。


【オッドアイズ】の歴史

上記の通り、【EM】と【魔術師】は大会で猛威を振るい、後に規制されてしまいます。
【オッドアイズ】は9~10期当時、Pスケールや展開をほぼ【EM】と【魔術師】に外注していた為、この規制の影響が大きく、巻き込まれる形でパワーダウンしてしまいました。
10期ではP召喚やEXデッキからの各種召喚方法までルールにメスが入ることで、更にパワーが落ち、また渡される新規もお世辞には強いと言えるものは無かったのです。
そんな中11期を迎え、各種召喚方法のルールが元に戻る最中、【EM】達も規制が徐々に解除され追い風が吹き始めます。
そして遂に11期2年目、2021年12月18日先行発売「プレミアムパック2022」、2022年1月15日発売「ディメンションフォース」にてようやくオッドアイズは新たなステージに立ちました。

あまりにも優秀。
入手難易度が高いのだけがいただけない

【EM】にも【魔術師】にも出来ない、【オッドアイズ】だけの強み

2022年、オッドアイズに大きな転換期が訪れます。
それはPスケールや展開を他に外注しない、オッドアイズだけでも動かせる新規カードの登場でした。
(EMオッドアイズの名前を貰ったカードは、オッドアイズとして換算します。)
更に他のPテーマではあまり無い、『P召喚前に軌跡の魔術師やエレクトラムを作れるテーマ』になったのです。

1.Pスケールを外注しない

今までのオッドアイズは、1体の大型を軸に展開や戦闘補助をほぼ全て【EM】と【魔術師】に担当して貰っていました。
直接オッドアイズの名前を持たない為、特に強いシナジーがある訳ではなく、一方的に【EM】からサーチされる存在で、【オッドアイズ】デッキとはあまり言えない比率ではありました。
プレミアムパックに入った新規《EMオッドアイズ・バレット》《EMオッドアイズ・バトラー》達の登場により、スケールをオッドアイズだけで担えるようになりました。

2.P召喚前にLINK-2が作れる

Pデッキには強いシナジーを持つリンクモンスターがサポートとして2種類存在します。
ただし、PデッキはP召喚する事を前提にしている事が多い為にP召喚前にリンク召喚する事自体が上振れである事が多いです。
あの【魔術師】ですら、P召喚した後に《エレクトラム》をリンク召喚することが殆どなので、それが如何にハードルが高い事かは伝わると思います。
ですが、オッドアイズであればテーマ内でコレが完結し、P召喚前に縛りを設けずリンク召喚が出来るようになったのです。
(DDやヴァリアンツもP召喚前にリンク召喚が出来ますが、どちらも召喚範囲に縛りが付きます。)

3.細かな展開が必要ない

【魔術師】や【EM】はモンスター単体の打点が低く、ゲームを決めるエースモンスターはEXデッキから汎用モンスターを出したり、展開力に物を言わせて勝つ事が多いです。
オッドアイズはテーマ内に明確なエースが複数存在し、また単体の打点も大きいので難解な展開を必要としません。
扱いやすさもウリです。

【オッドアイズ】のレシピ

誘発などは省き、純構築にしてあります。

こちらがレシピになります。
純粋なオッドアイズの動きを楽しめる構築にしてあります。
《バトラー》や《ジョーカー》を召喚しスケールを揃えた後、《オッP》などをP召喚して戦います。

ex)必須テク:2初動からスケールを揃える
手札:《バレット》+《アーク》

○《バレット》召喚、《バトラー》をデッキから墓地へ
○《アーク》をPスケールに発動
○《バトラー》モンスター効果、《バレット》を破壊して墓地から特殊召喚
○オッドアイズが破壊されたので《アーク》のP効果、デッキから《オッドアイズモンスター》を特殊召喚
※《バレット》がモンスターゾーンで破壊されているので、Pスケールに移動する効果を使ってもOKです。
その場合、スケールが8<>8で埋まってしまうので、《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》のリンク召喚をおすすめします。
○《バトラー》+《オッドアイズモンスター》→《軌跡の魔術師》リンク召喚
○《軌跡の魔術師》効果、1,200LPを払い任意の下側スケールの《Pモンスター》をデッキから加える

盤面:《軌跡の魔術師》
スケールに《アーク》《下側スケールPモンスター》
表側EXデッキ:《バトラー》《オッドアイズモンスター》
こちらの展開は非常に良く使います。
スケールをしっかり揃えた上でEXデッキにP召喚出来るモンスターを2体落としつつ、手札が3枚残ります。

ex)必須テク:2初動からスケールを揃える
手札:《ジョーカー》+《ジェントルード》

○《ジョーカー》召喚、《バトラー》をデッキから加える
○《ジェントルード》をPスケールに発動
○《バトラー》モンスター効果、《ジェントルード》を破壊して手札から特殊召喚
○《ジェントルード》が破壊されたので効果、デッキから任意のスケールの《EMモンスター》をスケールに置く
○《ジョーカー》+《バトラー》→《軌跡の魔術師》リンク召喚
○《軌跡の魔術師》効果、1,200LPを払い任意のスケールの《Pモンスター》を加える
 
盤面:《軌跡の魔術師》スケールに《EMモンスター》
手札:《任意のPモンスター》、残り3枚
表側EXデッキ:《バトラー》《ジョーカー》
こちらも良く使います。
1つ目の場合とほぼ変わらない質でP召喚の準備が整います。

ex)展開例
手札:《ジョーカー》+《アーク》+《オッドアイズモンスター》

○《ジョーカー》召喚、《バトラー》をデッキから加える
○《アーク》《オッドアイズモンスター》をPスケールに発動
○《バトラー》効果、スケールの《オッドアイズ》を破壊して手札から特殊召喚
○《オッドアイズ》が破壊されたので、《アーク》のP効果でデッキから《EMオッドアイズ・ディゾルヴァー》を特殊召喚
○《ジョーカー》+《バトラー》→《軌跡の魔術師》をリンク召喚
○《軌跡の魔術師》の効果、1,200LPを払い下側のスケールを持つ《Pモンスター》をデッキから加える
○《アーク》の相方に《軌跡の魔術師》で加えた《Pモンスター》を発動
○P召喚、EXデッキから《オッドアイズモンスター》+《バトラー》or《ジョーカー》
※ここでEXデッキからP召喚したモンスターのレベルが違う場合、《軌跡の魔術師》で場のカードを2枚破壊できます。
○《バトラー》or《ジョーカー》+《軌跡の魔術師》+《オッドアイズモンスター》→《アポロウーサ》をリンク召喚(3)
○《ディゾルヴァー》モンスター効果、《ディゾルヴァー》+スケールの《アーク》→《オッドアイズ・ボルテックス》を融合召喚
※手札やデッキ構築と相談して、上側と下側どちらかとディゾルヴァーを融合してください。

盤面:《アポロウーサ(3)》《ボルテックス》 《下側スケールPモンスター》
手札:残り2枚
表側EXデッキ:《バトラー》《ジョーカー》《オッドアイズモンスター》

こちらの展開例が1番先攻で使いやすい展開です。
《軌跡の魔術師》の後は自由にリンクモンスターを変えられますし、《アーク》から出すオッドアイズモンスターも必ず《ディゾルヴァー》じゃなくても大丈夫です。
後攻であれば《ファンタズマ》を出せば超弱体化から高ダメージも狙えます。

コイツを一番上手く使えるのは【オッドアイズ】

ex)高打点を出す方法

○《オッドアイズユニコーン》+《オッドアイズモンスター》+《EMモンスター》
○《オッドアイズファントム》+《オッドアイズモンスター》
○《リベリオンオーバーロード》
○《ディゾルヴァー》+《闇☆5以上P》or《EMモンスター》→《EMガトリングール》
○《闇P×2》→《覇王スターヴ》→《超天》コピー


最後に

『ペンデュラムデッキと言えば高速展開』
みなさんかなりこの認識を持っていると思います。
【魔術師】や【EM】の展開の印象はかなり強く、『よく分からないうちに負けた』『なんだか分からないけれども難しそう』と言う印象を持たれる方は多いと思います。
実際にはペンデュラムデッキもテーマによって展開力はまちまちで、戦い方やコンセプトも様々な物があります。
【オッドアイズ】は中でもスケールを揃えてP召喚する事に長けており、初心者でも簡単にストレスなく動かせるデッキだと思っています。
集めるのはなかなか難しいですが、マスターデュエルでもほぼ同じ構築を作ることができ、あちらはストラクチャーデッキも出ています。
これを見た方は是非、オッドアイズを使ってみてはいかがでしょうか。

お楽しみは、これからだ!


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