1283.2024.03.23:医療の病

水曜どうでしょう

先週がモデルケースになると思うが、本当に週休3日制にしたらどうか。水曜日休みでよくないか。2日出たら休みというのはすばらしい。5日も続けて出なくてもいいじゃないか。せめて出社自由にするとか。や、別に弊社への要望ではないが(大変になるし)、日本全体でスタンダードになれば。

働けない医師

広告もされているが医師の働き方改革が4月からはじまる。簡単にいえば労働時間に上限を課すということで、違反すると医療機関にペナルティがある。労務管理がザルなら潜り抜けられるだろうが、医療DXで電子カルテとかといっしょに勤怠管理もデジタル化するところが多いだろうから(事務作業を減らす必要があるので)、難しい。そうなるといろいろな働き方ができる医師がいた方がいいはずだから、需要は増えるだろう。医療DX(オンライン資格確認含む)に対応できない(したくない)病院はどうなるのか、という問題もある。

行けない病院

一方で医師は偏在(地域的偏在と診療科的偏在)という大きな課題があり、それをどう縮めていくかという議論がある。さらにいうと、地域医療構想で病床機能の機能分化を図っていて、どこの病院がどういう機能を持つかが明確化されていくので、統合とか閉院が増えるはず。つまり、地域の必要に応じて病院が組み替えられて、そこで働く医師も適正な働き方が適用される。要は「正しく」なる。

診られない病院

のだけど、患者は24時間365日いつでもいるし、今後さらに高齢者が増えるからそのぶん高齢の救急搬送患者が増える。対応可能な医療機関や医師は多い方がいい。しかも患者が複数の、あるいは複雑な疾患を持っていた場合、そこらへんの、いわゆる地域のかかりつけ医だとかかかりつけ医機能を持つ病院ではムリだ。ということは、大きな病院に患者が集まることになるのではないか。「逆紹介されても対応できませんよ」ということになるはずだからね。ざっと、これから医療で起こりそうな「問題」はそんな感じ。

今週の一冊

渡辺淳一「雲の階段」:ドラマも傑作だった。長谷川博己はこういう闇を抱えた人の役が似合う。

本日の一曲

Dick Dale「Misirlou」:「パルプ・フィクション」ももう一度みたい。

23日のヒット賞

今日のヒット賞は、水原一平・大谷翔平問題で揺れる中、「タモリステーションMLB日本人選手大追跡SP」を生放送した、やっぱり間が悪いテレ朝に決定。

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