1276.2024.03.16:ハイポジ
カセット編集者
私が中学生、高校生のころはシングルCDがもっとも売れた時代で、趣味はカセット編集だったが、当然のことながらアナログなので1曲ずつ聴き、なおかつ90分テープだったら片面45分に何曲入るか計算する必要があった。たとえばTUBE「あー夏休み」だったら4分45秒くらいで…みたいなことをやりつつ、順番を変えられないからあらかじめテーマというか展開を設定しておく必要がある。私は登校時に聴いていたので、あの坂道で「夏色」が流れたらエモい(こんな言葉はなかった)よな、みたいなことを考えていた。
効率化の好事例を横展開
人によってはデートだったりプレゼントだったりして、いろいろシチュエーションがあるが、何らかの考えに基づいて曲順を決めていたことだけは確かで、やはり編集の仕事に通ずる。いまなら容量的な限界はあるだろうが順不同だし、そもそもデジタルだからドラッグ&ドロップだけですむ。曲名を書く必要もない。気分に基づいたプレイリストもつくれるだろうから、単純に時間だけが減ったと考えていいかも知れない。90分テープ編集するのに90分以上は確実にかかるもんなぁ。
規格外の男
車検に行ってきた。見積もりの結果、小一時間で終了するというので、待合所的なエリアで遊ぶことにした。マッサージチェアがあったので数年ぶりにお世話になってきたが、これがまったく合わない。首はもっと狭く、肩はもう少し上、腰もそんなところにはない…と微調整を重ねる必要があって、機械に「なんだこいつの体型は」と笑われるのではないかと思った次第だ。マッピングしてイメージ画像でもつくったら相当歪な人間になるはずだ。悪くない。私はイメージの外側にいる男だ。
今週の一冊
谷川渥「廃墟の美学」:こういう昔の新書は入手困難だから困る。買いたい。
本日の一曲
海援隊「スタートライン」:「贈る言葉」より名曲。
16日のヒット賞
今日のヒット賞は、「イタズラジャーニー」で障害物競走をした際、ブルーシート潜りを終えた段階で見分けがつかなくなった、たくやとかずやに決定。