56.2020.10.16「社会からの距離」
普通からの距離
タワーマンションまではいかずとも有名なマンションに平日に昼間や夕方など行ってみると、幼い子を連れたお母さんが談笑していたり子どもが学校から帰ってきたりして、親御さんたちは同年代かその前後なんだろうな、と想像する。と同時に、これが「普通」の人生か、とうらやましくもなる。
いじめもいじめられもせず、ご学友や担任とケンカもせずに小中学校をやり過ごし、まわりの偏見や先入観のない高校に進学し、総合的・俯瞰的なことを学べる大学に進学し、恋人をつくり、就職。仕事に慣れたころに結婚し、35年ローンでマンション購入。…という「普通」の人生なら、「40歳くらい、小学生の子どもあり、車とマンション持ち」という「現在」になる。男性でも女性でもどちらでもなくてもいい。どちらでもあってもいい。
「うらやましくもなる」と書いてしまったが、卑下しているわけではない。悩みは多いが楽しく生きているつもりではある。何の芽もないではないと思えた一年だったし、コロナ禍でも一切ブレなかった。
しかし、この「コロナ禍でもブレなかった」というのが重要だ。「あたりまえのことがあたりまえでなくなった」とか「新しい生活様式」とかいわれますね。私の生活が特に変わっていないというのは、「一般的にはあたりまえではない生活」という意味なのだ。競争はしない。群れないし行列は好まない。飲みに行くわけでもない。自宅が好きで大声も出さない。他者はできれば私から(物理的な意味で)離れてほしい。飲食店やカフェでテーブルが離れているというのは、私にとっては最高だ。
甘い話題(2)
きのうに続いてリリエンベルグのモーツァルト。やはりイヤな甘さがなくて、品質が高い。
16日のヒット賞
今日のヒット賞は、「スーパーJチャンネル」で「年内で解散」とナレーションされた数時間後、「さんまのまんま」でも明石家さんまと東山紀之のトーク中に「年内で辞めるやろ?」と言われた、活動休止と思われていない、嵐に決定。