![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70675468/rectangle_large_type_2_920c346f9bf06cf345e006fe1f982fd3.jpeg?width=1200)
秘湯と気功でつづる七十二候|水沢腹堅 (さわみずこおりつめる) 1/25~1/29頃
厳しい寒さで沢の水さえも凍る頃。
最低気温を記録することが多く、一年で最も寒い時期といわれています。池や沼の水面は凍り、氷点下に達する地域も多くみられます。
寒い日が続きますね。
近くの池の水も凍っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1643082470574-nqXcRIr5sw.jpg?width=1200)
山の中の一軒家なので
駒の湯では
水も電気も自分達で調達しています。
電気は自家発電。
水は地下水。
でもそれは今の話で
私が嫁いだ頃は
電気はなくランプのみ、
水は沢の水を使っていました
*余談ですが、補足までに・・・。
今、自家発電の電気を使っていますが
それは冷蔵庫など必要最低限の
電気の分のみですので
基本的に今でも明かりはランプです。
沢の水は美味しいです。
でも、美味しく飲めるようにするには
不純物を取り除いたりと、
いろいろ、裏の作業が大変なのです。
でも都会育ち私は
そういう作業が本当に苦手で・・・。
作業していて、何か見つけるたびに
きゃーっとか
わーっとか
叫んでいました。
でも、
当たり前ですが
だ~れも、
助けてくれないのですね。
しまいには
駒の湯一代目の義父に
「うるさい。
いちいち黄色い声上げるな!」
と叱られる始末。
おかげ様で
女将としてたくましく育てられました。
なので、今でも
「沢の水」と聞くと
胸がきゅんとします。
![](https://assets.st-note.com/img/1643082507251-rm439etJCu.jpg?width=1200)
この時期、
池の水面は凍りますが
底の水は凍らず動いています。
なんだかこれって
瞑想みたいだなって思いました。
よく
「瞑想しようと思っても
雑念ばかりが浮かんできて
瞑想ができない」
という声を聞きます。
それは当たり前です。
身体が動かないと、頭が動く。
身体を動かすと、頭が動かない。
そういうものだからです。
![](https://assets.st-note.com/img/1643082532900-7IOp5DioCB.jpg?width=1200)
瞑想のように、
身体をじっと動かさないでいると
雑念がどんどん湧いてきます。
それでいいのです。
そのまま
湧いてくるままにすればよいのです。
昔の記憶や、感情など
頭が勝手に動いて
どんどん湧き出てきます。
それを、そのまま
好きなようにさせて
出し切ってしまえばよいのです。
そうして
全部出し切ってしまうと
寝ているのか
起きているのか
わからないような状況になります。
そのまま、ぼーっ。
そうしていると、終わった時、
頭も身体もすっきりとするのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1643082556379-c8BXmHZseO.jpg?width=1200)
私は、この、
頭の中の諸々のことを出し切る、
ということは、
執着を出し切る、
執着をなくすことではないかなっと
思っています。
執着があるうちは
あるがままの自分自身を
観ることができません。
自分に正直になれていないのだと思います。
でも執着をなくし、
自分に正直になると
自分の本当の姿、
正体(しょうたい)が
見えてきます。
そして自分の正体、
あるがまま、ほんとうの姿で生きていると
古脳の力、命の力が
強くなるのだと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1643082617247-OSOoWAOdNq.jpg?width=1200)
気功は
自分の命を強くする手段
だと私は思っています。
周りを気にし、
周りに合わせていると
自分のこと、
自分の正体がわからなくなります。
やっぱり
痛い時は痛いと、
怖い時はきゃーっと
言わなくっちゃ。
たとえ、
「うるさい!」
と叱られても(笑)。
秘湯と気功に感謝を込めて。