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秘湯と気功でつづる七十二候|草木萌動 (そうもくめばえいずる) 3/1~3/4頃
草木が萌え出す頃。
ようやく少しずつ春めいてきて、大地や木々の枝々からも小さな命が一斉に芽吹き始めます。日一日長くなる日の光に、訪れる春を感じます。
ようやく春ですね。
今年は大雪でした。
山の麓で3メートルぐらい積もりましたから、
駒の湯山荘では5メートルぐらい
積もっているのではないでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1646060084344-g6qfodhyOD.jpg?width=1200)
駒の湯山荘は、
過去、雪の重みで2回つぶれたことがあります。
1回目は昭和48年。
雪で家がつぶれないように
冬の間も水を
屋根に流し続けているのですが、
どなたかがその栓を止めてしまったのです。
私達が、水道管の栓を
誰でも開閉できるように
していたのがいけなかったのですが、
多分、冬山登山の方が
栓を閉め忘れたと思って
親切心で閉めてくださったのだと思います。
それで、雪の重みでバシャン。
![](https://assets.st-note.com/img/1646060118364-dZNfb3HBNs.jpg?width=1200)
2回目は昭和59年です。
母屋がつぶれました。
この年はとても寒く、
氷柱が大きくなって
水を流していたホースに
刺さって破ってしまったのです。
それで水が流れなくなり、バシャン。
毎年、春、
雪をかき分けて駒の湯山荘まで辿り着き、
その無事の姿を見ると
ほっとします。
![](https://assets.st-note.com/img/1646096856634-AyntS9pSlO.jpg?width=1200)
春は本当に好きですね。
雪の白とブナの緑の鮮やかさ。
![](https://assets.st-note.com/img/1646096807959-1ORxwr0hT6.jpg?width=1200)
そしてコブシ。
![](https://assets.st-note.com/img/1646097016015-YIA5xbIa3D.jpg?width=1200)
アンミンゴ(ウワミズザクラ)。
このアンニンゴが特に私は好きで、
実をお酒に漬けてアンニンゴ酒にしたり、
天ぷらにしたり。
駒の湯でもお食事にお出ししています。
とっても美味しいですよ。
また、このアンニンゴの匂いは
全身の力がすーっと抜けていくような
何ともいえない甘~い良い香りなんです。
アンニンゴは漢方でも
精神安定剤として使われていて、
気持ちを落ち着かせる効果があります。
春の山で、
このアンニンゴの香りに
ふわ~っと包まれると、
悩んでいたことを忘れてしまうぐらい
幸せな気持ちになります。
本当に、春が待ち遠しいですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1646098594412-7S1rdidGHl.jpg?width=1200)
でも一方で
春の気は上昇の気ですから
身体の気が上に上がりすぎないように
気を付けないといけません。
おススメは站桩です。
![](https://assets.st-note.com/img/1646098621301-1wOlpQhXTv.jpg)
特に子宮の辺りで
手をハの字にして、
帯脈から上に気が昇るのを抑える
站桩法はおススメです。
站桩をしていて
足の裏が熱くなってきたらOKです。
![](https://assets.st-note.com/img/1646060242749-IqYNqtH5rx.jpg?width=1200)
ようやく長い冬が終わります。
春、ですね!
秘湯と気功に感謝を込めて。