秘湯と気功でつづる七十二候|雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)9/23-27頃
春分に始まり夏の間鳴り響いた雷も、鳴りをひそめ収まる頃。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、このころから残暑も落ち着き、秋らしい爽やかな日が訪れます。
春分の候の、
雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
でも書きましたが
私は雷を見ると
とても興奮するのです。
天が怒っている!
もう
ワクワクが止まらない!
子供か!
気功の先生に出会った頃、
君は不動明王だね。
と言われました。
不動明王。
あの怒りの形相をしている仏様です。
なんだか怒る雷様みたいじゃありませんか?
一緒に学ぶ仲間からも
不動明王
不動明王
と言われていました。
なぜだろう??
自分では全くわからなかったのですが、
背中には
不動明王のような
すざましい炎が
メラメラ
燃えていたそうです。
気功に
大乗金剛功があります。
龍のように、
背骨をくねくねと動かしながら
邪気を流し、
全身に気をくまなく巡らせる気功法です。
背骨はエネルギーを作るところです。
そこが硬くなると
エネルギーを作り出せなくなります。
大乗金剛功では
背骨を柔軟にし
エネルギー作り出します。
私の教室でも
よく行います。
背骨をくねくね、くねくね。
今のように
医学が発展していない
何千年も前から
背骨の大切さを理解していた
昔の人は本当にすごいなぁと思います。
当時、
不動明王と言われていた頃、
いろいろなことが重なり、起こり、
エネルギーはマイナス120%。
文字通り、生死を彷徨っていました。
でも自分では
自分が生死の淵を彷徨っていることも
エネルギーがマイナス120%の状態であることも
何もわかりませんでした。
ただ、ただ、
自発動状態で
ぼーっと生死を彷徨いながら生きていました。
しかし全ては陰陽バランスです。
マイナス120%のエネルギー状態だったということは
同じだけの、
プラス120%のエネルギーがあったのだと
私は思うです。
それが、
不動明王のような
怒りの炎、エネルギーとなって
現れていたのではないかなぁと思うのです。
実家は深川不動の近くでした。
子供の頃からずっと
不動明王さまにはご縁があったのです。
生死を彷徨っていた当時は、
生かされていることにも
自分はひとりぼっちではないことにも
気づかなかったけど、
ずっと見えないところで
守っていてくれたのですね。
気功を学び始めて
先生に言われた言葉があります。
どう命を使うかが大切。
そのためには、自分の使命を知る事が大切。
なかなか難しい……。
でも
ひとりぼっちではない。
気はつながっている
と信じられるようになった時から
すこーしだけ分かった気がします。
ひとりぼっちだ。
って思いながら
ひとり鏡をみていても
何にも動けません。
でも気はつながっているって思った時、
相手のために
自分は何をしたらよいのか
命の使い方を
すこーし考えられるようになった気がするのです。
生かされている。
秘湯と気功に感謝を込めて。