渋谷区こどもテーブル「みんなの食卓」を立ち上げてみた!
こんにちは、神薗まちこです。
夏休みに入り、きっと保護者の皆さんが大きく頭を悩ます「3食、どうしよう・・・」問題。未就学児の保護者の方々なら、「作ったのに食べてくれない涙・・・」「離乳食がつらすぎる・・・」など、そんな食へのお悩みは尽きないと思います。
そんな、保護者の皆さんが注目している取り組みが渋谷区にはあります。「渋谷区こどもテーブル」という活動です。2016年11月から始動している活動ですが、100か所を目指す!ということで、これまで様々な団体が、複数のエリアでこどもテーブルを立ち上げてきました。
元々「子ども食堂」という取り組みが全国各地に広がっていて、安価や無償で栄養価の高い食事を子どもたちやそのご家庭に提供する取り組みになり、貧困家庭を支援するというイメージが強い活動でした。
渋谷区では、「食の提供にこだわらない」テーブル一つあれば、子どもを中心として地域の人達が集って、コミュニティが出来るという新たな活動の軸も作り、いろんな地域の子どもたちが交わっていける活動にするということで「渋谷区こどもテーブル」と名付け、活動しています。
(立ち上げの経緯は、下記の記事リンクに詳しくあります)
100か所の立ち上げを目指そう!ということで始まったプロジェクト。
私も複数のこどもテーブルへ、子どもと一緒に伺いましたが、
毎日のように、どこかのエリアで開催されているんですよね。
本当にびっくりするくらい!
2019年1月時点で58団体ほどあったので、2020年の申請ではさらに増えているのではないかと予想されます。直近のこどもテーブルは、下記サイトに共有されますので、是非チェックしてみてください!!
さて、お世話になりっぱなしだったこどもテーブル。
そろそろ自分たちでも立ち上げて、親子で楽しめる時間を作りたいなあ。ということを考えていたところ、ちょうどご近所のママたちと意気投合!!!
「こどもテーブルやってみよう!」って、ことになりました。
場所は、今回のメンバーの一人でもある方が参宮橋アトリアのカフェ店長をしていることもあり、アトリアの経営陣に相談したところ、、、
「3年前にお店立ち上げた時に、私たちもこの活動やってたの!でも、自分たちの子どもたちを自宅に置いて(別の区に住んでらっしゃる)、人の子どもに食事提供することに追われている・・・というのが、サスティナブルでないよね。ということで、休止していたのよー!ぜひ、協力させて。」と、経営している方々に快くOKをいただき、場所を格安でお借りすることになりました。
そうそう、そうなんですよ!子育て期のボランティアや地域活動は、無理しちゃいけないが鉄則で。自分たちの生活に支障が出たりするような感じでやっちゃうと、元々自分たちの家族も含めて幸せに暮らせるように、子どもたちも自分の子どもも含めて笑顔で暮らせるようにと思っていたのに、自分んちがギスギスしてくる・・・「あれ?何か根本がおかしくないか?」って、なっちゃうことに途中でフッと気付くんですよね。
なので、今回の私たちが立ち上げる「みんなの食卓」は、コアメンバーは全員、参宮橋アトリアの近くに住んでいるご近所さん。対象の方たちも、徒歩10分圏内のご家庭に、ホッとする時間とご飯を提供することを目的にスタートしています。
あとは、お金の面。
こちらに関しては、渋谷区社会福祉協議会がこどもテーブルの団体に助成金を出してくれています。月1回の活動に対して、食事提供の場合は年間10万円(活動によっては15万円まで行けます!)、活動提供の場合は年間5万円助成になります。これで足りない分は参加費で少しいただいて。ということになります(みんなの食卓は、大人500円・小学生300円・未就学児0円という設定にしました)。助成はシンプルな申請書類なので、あまり負荷無く申込できますよ~。
↓↓↓ご興味ある方は、ぜひチェックしてみてください!↓↓↓
こどもテーブルURLはこちら!
さて、記念すべき初回は2020年7月31日でした。
Facebookページも作ったので、よかったら「いいね!」お願いします。
集客はこれまた、ご近所にのみご連絡する形をとりました。カラーコピーしたチラシを80枚程度用意。
・町会の掲示板(町会長が快く、はっとくよ!!とおっしゃってくださいました。感謝涙)23板。
・近隣保育園へのチラシ掲示(メンバーの子どもが通っている保育園を中心にご依頼)
・近隣の親子支援施設「かぞくのアトリエ」にチラシを置いていただく
・こどもテーブルサイトへの掲載
・口コミLINEで広げる
あたりを、省エネな感じで実施したところ、開催数日前には満席に!
食事のお値段は、大人500円・小学生300円・未就学児0円と設定し、未就学児のご家庭により来ていただけるように設定しています。
まず一番気を付けたのは、コロナ感染症対策。食事を提供することで、感染者が出たとなると大変なことになりますので、そこは徹底しました。
スタッフの消毒や検温、マスク着用はもちろん。来場者にも消毒を徹底しました。そして、お越し下さるご家庭には基本的に、テイクアウトを推奨しました。2-3家族は、室内でもお食事頂けるようには準備。
また、ごみを減らすサスティナブルな対応ということで、おうちにあるタッパーなどの容器を持ってきていただくこともお願いしました。ほとんどのご家庭が持ってきて下さり、そちらに食事を詰めて、提供しました。皆さん、笑顔でお弁当を持って帰っていってくださいました。
この日のメニューは、煮込みハンバーグ・ごはん・みそ汁・焼き野菜でした。どれもおいしい~。
小学生の娘も、受付で頑張ってくれました!名前のチェック、集金、チラシ渡し、消毒のお願いの4つのタスクを同時にこなさないといけないので、結構大変だったと思いますが、やり切りました。こういう経験ができるのも、地域ぐるみの活動の良さだなあと感じています。(失敗しても大丈夫)
そして、8月のPeatixを開いた瞬間、想定していたチケット数が埋まるという・・・たくさんの方にご利用いただけるように、抽選形式で実施します。
こういったこどもテーブルが、渋谷区各所にあります。
ぜひ、気になった方は足を運んでみてください~。
いただいたご支援は、渋谷papamamaマルシェの活動資金(イベント運営費用、取材、見守りボランティア謝礼など)として使わせていただきます。