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MEETUP!~ シブヤの学校、ミライの共育~3月11日渋谷会場

神薗まちこ事務所です。

渋谷区議会議員の活動の前身には、学校教育に関わる会社での仕事がありました。ずっとあった「学校を閉じた学びだけでは限界があるでは」という思いとともに、この日も参加者と対話をさせていただきました。

渋谷区から2022年にミライの学校プロジェクトが発表されました。20年かけて、区立小中学校で校舎の建て替えが始まります。

このプロジェクトの話を軸としつつ、3月11日の渋谷イベントは、末岡真理子さん(恵比寿じもと食堂主宰、ご近所おやこ食堂でのべ6000人以上と手作り食事の時間を共有)と参加者の皆様と神薗の対話の場でした。

渋谷という街+開かれた学校=未来の教育

イベントの冒頭でお伝えさせていただいた、神薗の大きな思い。

渋谷区って、すごい街の力がある場所だと思っているんです。企業さんとか、団体さんとか、きょう来ていただいているような意欲のある大人の人たちがたくさんいる。

一方で教育は「学校を閉じた学びだけでは限界があるでは」という思いがありました。学校をいかに開いて、社会とつなげて、魅力的な大人の人たちと子供たちが一緒に学べるような空間をつくること。

それが結果的に「未来の教育」をつくっていくことだと感じていました。その思いで4年間の議員活動をしています。

[学校を開いて、社会とつなげて、大人と一緒に学ぶ]

大人も子供も育ちあう「共育」の考え方

渋谷区が目指す公教育のあり方です。

・「ちがいをちからに」ダイバーシティ&インクルージョン。

・子どもたち1人1人の可能性が最大化される学びを共に創る。

日本の子供たちは世界的にみて、学力が高い一方で幸福度(Well-being)は高くない状況にあります。ここには「現実にあふれる多様性」と「学校に続く同質性」のギャップがあります。では多様性がいきる学びの場とは。

神薗からは「私の答えとしては難しいし、学校だけでつくる必要はない、と思っています」とお伝えしました。
具体的にみなさんとともにイメージするために、何をもって「自立」とするかについて。

神薗「自立というのは『自分で生活していける』ということではなくて、『自分の足りないところ』『できないところ』をちゃんと把握すること。そのうえでいろんな人に助けてもらったり、力を合わせる環境の中で生きていける。そういう力だと私は思っています」

これを、大人も子どもも育ちあう「共育」として神薗は掲げ続けています。

大人が求めている人物像のために〇〇をやろうではない

予測不可能で何が起きるかわからない世の中だからこそ、大人も子どももみんなでアップデートしていく。そういった環境をつくりたい。この日の大きなテーマとなりました。

[登壇者2人からスライドの行間にある思い]

末岡さん「もちろん子どもが主体は当然なんですが、『求められる人物像みたいなものが変わってきているから教育が変わらなきゃね』だとこれまでの教育と一緒。大人が求めている人物像のために〇〇をやろうではない。本当に子どもたちが自然体で地域の人たちと楽しく学びあえる学校ってどんなものだろうね、という考え方でやってきました」

神薗「どうしても逆算型で考えてしまう。社会ではこう、大学ではこう、そしてら子どもたちにこういう力が…って言いがちなんですよ。カラダに染みついてて、それが『違う』と考えているんです。子どもには『あなたはそのままでいい』と伝えて、それを大人が受け止められる環境というものをどうつくっていくかがダイジだなぁと。その中で子どもたちが学んだりとか、気づきや考えを積み上げていく、そういったことをやっていけたらと」

教育に対しての考え方そのものも、私たちはアップデートしなければならないのでは。登壇者と参加者の交流からグループディスカッションまで、気づきの多い会となっています。

[お子様連れでもできるだけ参加できるようにしております。会によって事情も異なりますのでお問い合わせください]

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渋谷区議会議員・神薗まちこ(かみぞのまちこ)
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