MEETUP!~ シブヤの学校、ミライの共育~3月4日千駄ヶ谷会場
神薗まちこ事務所です。
学校の建物が1960~70年に立ち、築80年で老朽化するため、数十年後の建て替えを計画しなければいけません。渋谷区だけではなく、日本全体がそう。ただ建て替えればいいかというと、そうではないのです。2045~2050年に子どもたちがどういう状況に置かれ、どういう学びが必要になっているか。建て替えを考えることは、未来へ向かう指針を考えること。
渋谷区から2022年にミライの学校プロジェクトが発表されました。20年かけて、区立小中学校で校舎の建て替えが始まります。
3月4日の千駄ヶ谷イベントは、ゲストのtanQ株式会社森本さんと参加者の皆様と神薗の対話の場でした。
シブヤが目指す「未来の学校」
長谷部区長も「詰め込み型ではなく発想力が問われる教育」としています。オープンで自由な空間。オンラインでの世界でのつながり。子どもたちと先生のコミュニケーション。地域の人たちとの学び。休日の学校の在り方。
これがシブヤが目指す「未来の学校」であり、神薗からは「子どもたちのために変わっていくものであると同時に、私たち大人にとっても有益な学びの場になる」と補足させていただきました。
まずは「仮設校舎」で未来の学校が創れるかのチャレンジ
プレハブとはなりますが、まずは「仮設校舎」で未来の学校が創れるかのチャレンジとなります。近隣では、原宿外苑と千駄ヶ谷小学校が令和10年前後からのスタートとなるなどの動きです。
学びの主体は子ども。地域とともに。環境にやさしい。これらがポイントになっていきます。イベントではイメージ図を一緒に見ながら、計画を概観していく時間が取られました。教室も可変性が高くなるなど工夫がなされつつ、プライベートも大切にするなどが検討されています。
遊びから学びが生まれる取組み
イベントは、森本佑紀さん(tanQ株式会社代表取締役、子どもたちが遊びながら熱中し学ぶカードゲームを開発中)にバトンタッチ。
大学で「化学と経営がつながっている」という大胆な授業に感化され、そこから勉強にも前向きに。「めちゃめちゃ勉強したら、やりたいこともめっちゃ増えた」と森本さん。そのプロセスから学んだのは「だったら始めからこうすればいいのでは? 物事の面白さから出発、できるできないは後でいい」ということ。具体化するために起業したのだと言います。
経営が行き詰ったとき、オーソドックスな探究ではなく「遊びは必ずやり、漫画は必ず読んでた」ところに着眼。エンターテイメントのカタチで面白さを届けたいという考え方に。「身の回りのことを面白いと思える教育」を目指すようになったとか。
勉強の面白さに思いを馳せるパートとなりました。
グループディスカッション
インプットしたことを咀嚼しながら参加者でディスカッションしました。子供たちのものでもあり、大人たちのものでもある。そんな未来の学校を語り合う時間となりました。
定期的に神薗まちこが主催するイベントにぜひご参加ください。
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