Bamboo Man2024
山田孝之氏主催のオンラインサロン「原点回帰」に入って間も無く2年になる。
ここでは毎年周年祭「Bamboo Man」を行なっていて、去年と今年は主催者として裏方で動いた。
今日はその内容を記そうと思う。
事前準備
今年はイベントの直前のバタバタと転職時期が重なり気持ちの余裕がなくなった。
ピンチのときにその人の本質が見えるとはよくいったもので、自分の課題「優しさが欠如する」点が見え隠れ。チームで動くことの難しさを痛感しながらの日々だった。
わたしは夕方のメインセレモニーの担当で、愛知県の伝統芸(?)である「火の舞」を披露した。
舞手は4人。わたし以外全員火の舞は初体験。
また住む場所もバラバラなので練習はずっとオンラインでやってきた。
一週間前から毎日夕方になるとLINEグループ通話で繋いで、練習。
ずっと画面越しだったから、当日、初めてリアルで会えたのは嬉しかったなあ。
祭り当日
現場に着いて各々準備をし、リハーサル開始。
始まると終わりまではノンストップ。
瞬く間に日は暮れついに本番。
セレモニー開始からあっという間の2分17秒だった。
一緒に踊れてとても楽しかった。
舞手のみんなも、太鼓のお二人もありがとうございました!
先輩と話せる大切な機会
今回Bamboo Man参加のもう一つのテーマが、
山田さんと話すこと。
現在進行形で第一線で演じている俳優の先輩と話せる大切な機会だった。
実は山田さんとはこれまでに山梨と沖縄で2度お会いしていたが、芝居の話をしてもふわっと終わってしまいしっかりと話をするまでには至っておらず。
原点回帰の場で仕事の話を聞かれるのは嫌かな?と尻込みをしていた。
でも、今日はどうしても聞きたいことがあった。
2024年1月IT会社を辞めてからずっと「わたしの人生にとって芝居とは何か」自問自答し続けてきた。
そして、芝居だけしたいんだっていう心の叫びをいい加減、認めることにした。
けど、どうやったらいいか分からない。
やったことがないことは、
やったことがあり、かつ、今も活躍している人に聞くのが1番いい。
現状のわたしは「住む村」が違うからそういう方にはなかなか会えないけれど、Bamboo Man でなら会える。だから聞きたかった。
「わたし、まっちっていいます。俳優やってまして。」
「うん、知ってるよ。」
「え!ありがとうございます。」
正直驚いた。ありがたい。自己紹介不要と判断!早速本題!
「これだけ様々な媒体がある今の時代に、もしも、山田さんがこれから世に出ようとする34歳だったとしたら、何をやりますか?」
Instagramなのか、TikTokなのか・・・
打ち手を聞く質問だった。
でも帰ってきた回答は、意外なものだった。
「役のことを、とにかく考え続ける」
思わぬ方向の回答にあっけにとられていると
補足の説明をしてくださった。
「まず、役者って仕事は大変だ。イタコみたいなものだと思う。役自体には目も口も鼻も手足もない。でも紛れもなく言いたいことがある。
役者は役に目口鼻手足を貸す空の箱みたいなものだと思ってる。」
「理解します。そして、大変であってもやりたいんです」
「うん、やればいい。
突き抜けて、自分が面白いと思うことをやり通すことが大切。俺、俳優界の奥田民生って言われてるらしい笑。大事なのは誰よりもとにかく役のことを考えること。役の掛け持ちはしない。同じ時期に二つの作品に出ない。その役は何を食べているか、どんな生活をしているか考えて、それを実際に試す。」
なにをやるか?Doばかり見ていたことに気付かされた。
大切なのはBeどうあるか?だ。
ハッとした。聞けてよかった。
どんな媒体でも、自分の感性を信じて進むだけだって思った。
ワクワクするぞ!
ワクワクの先に、あるぞ!