見出し画像

傘屋玉砕

7/20夏祭りに、傘屋を出店すべく、ずっと色塗りをしてきました。

結論から言って、玉砕でした。
全く売れなかった。
結構悔しい思いをしました。
その理由を分析してみます。
次に活かす。

会の雰囲気の認識の間違い

夏祭り的な作りかと思いきや、音楽フェスな感じでした。
バンドがDJが常に音を出している状況。
お客さんがゆっくりブースを見る時間は全くなかった。
催し物名である「混」をモチーフにしたグッズの立ち位置なら、勝ち筋があったかもしれません。

機能を売るか、物語を売るか。

店頭に置いたポスター

わたしが傘を選んだ理由と、
傘から作りたいハッピーがなんなのかを伝える時間がまったくなく、物語を売り出せませんでした。

わたしが届けたかった物語は下記。

  • 雨はこれからも必ず降る。雨の感じ方を変えればハッピーな日にできる。それを傘を使って提供したい。だから、開いた内側にも書き込んでいる。

  • 最初の工程で絵の具を貼る。浮き上がった模様を見て、どう仕上げるかを毎回考えている。そのため世界に一点しかない。一点もの。

  • 傘本体は、傘屋の友人から仕入れている。早くにお父様が亡くなり、残された傘を引き継いだ彼女。確かな品質の傘を分けてくださった。

  • 作成に取り掛かる直前に「龍体文字」という特殊な文字を習った。龍体文字の「あ」には天からの恵みを授かるという意味があるのだそうで、傘の内側にさりげなく書き込んだ。幸運よ舞込め!思いを入れて描いたので、多分、パワーは強い。

音楽フェスで売れるのは物語ではな機能なんだと痛感しました。
これは、モンパチフェス2023に原点回帰で出店した時にも感じた内容です。
「自分たちの畑で作った無農薬野菜を使った体にめちゃ良いカレーです!」
といっても、お客さんにはいまいち響かなかった。
暑い中、野外で音楽を楽しもうと思っている方にとって、10年後の健康より今の渇きを癒すビールが欲しいのは当然。
今回のケースはモンパチフェス以上にお客さんの欲しいを無視していて、ブースに見向きもされないのは当たり前の結果だったと思いました。

求められるものは何か?

お腹がすいた!何か食べたい!
喉が渇いた!何か飲みたい!
暑い!涼みたい!
そういう欲求を満たすものがフェスでは必要です。
全然見えてなかったわ。
こけて当然。

帰り際雨が降っていて、絵を描いていない折り畳み傘を安くして売りますよって言いました。
ただ、欲しいと言ったのは1人だけでした。
土砂降りで、傘持ってなくて、目の前で傘あるよって言ってんのに、「いや、いらない」
一時感情はぶっちゃけ「はあ?」って思いました。
でも今はわかる。これもまた、コミュニケーション不足が原因です。この傘の良さを知らせておらず、
ビニール傘より高かったからいらなかったんだと思います。

物語売るために、そして次の打ち手

傘たちは別の場所でじっくりと売っていきます。
オンラインストアになるかなあ。

次回のこう言うお祭りはやっぱり芸事で出演するのが良いかなあ。
おにぎりを出展するのも良さそうだけど。
以前トレランの応援で6合分おにぎりしたけど、握るの結構大変だったんだよなあ・・・

・・・一旦、じっくり考えます。

最後に
今日久しぶりに会えたみなさま、嬉しかったです。
バンドもブースも運営も、お疲れ様でした!
ありがとう。

いいなと思ったら応援しよう!