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君の名は?! アメリカのキャラクター編



キャラクターにもお国柄?

キティちゃんやピカチュウ、マリオに代表されるように、日本は世界的なキャラクター王国。ありとあらゆる商品から会社、または市町村などにもマスコットキャラクターが存在するのがあたりまえ…というのが私の印象です。そして、認知度はいまひとつだったとしても、そのキーポイントは「かわいい (Kawaii)」こと。この「Kawaii」という言葉、今やそのまま英語化していて、アメリカでも普通に使われているんですよ。でも、人によっては「カワイイ」が「コワイィ」と聞こえることもあり、そのたびに「え?ん?え~っと、あ、そういうことね」てな具合に、微妙な間が生まれることも。

一方、アメリカでキャラクターとかマスコットの存在がマストなのは、驚くべきことに学校なのです。そう、学校にはマスコットがいて普通なのがアメリカン。マスコットとして多いのは、なぜかブルドッグとワイルドキャットです。例えば「〇〇High School Bulldogs (〇〇高校ブルドッグ)」のようになります。
私が思うに、アメリカのマスコットキャラクターには必ずしも「かわいさ」は求められていないようで、ときには「こわっ」のものから「なんだこれ?」という理解不能のものまで、まぁ、ある意味自由なものです。更には、見た目だけでなく、プロバスケットの試合会場に登場した着ぐるみマスコットが、見事な禿げ頭のお客さん(結構若い)の頭を執拗に撫でまわしてからかっている姿を見たときは、思わず「これっていいの?大丈夫なの?」と心配になった日本人な私でした。さすがはアメリカだわ。

このキャラクターの名前は? ①From マクドナルド

さて今日は、そんなキャラクターたちの名前に注目。例えば、タイトル上の写真の黄色の子。日本では知る人ぞ知るレベルかもしれませんが、アメリカでは誰もが知っている「SpongeBob (スポンジ・ボブ)」ですね。見た目もとってもアメリカン。
こんな感じで、アメリカ発で日本にもお邪魔しているキャラクターに注目します。まずはマクドナルドから。マクドナルドといえば、この人。

日本のマックでも見かけますね

日本では「ドナルド・マクドナルド」で知られていますが、本当の名前は「Ronald McDonald (ロナルド・マクドナルド)」。軽くヘェでしょうか。
そしてマックには、もうひとりキャラクターがいるのです。私は久しぶりに目にするまでその存在すら忘れていました。たまたまテレビコマーシャルで見かけて「あ~こんなのいたね~。名前あるんだっけ?」と言ったところ、旦那さんから間髪入れずに名前が返ってきて、かなりびっくり。
はて、君の名は?! 👇👇👇

「あ~、いたかも~」なんて言っていませんか?

彼の名前は「Hamburglar (ハンバーグラー)」。私は初めて知りました。名前の由来はHamburger (ハンバーガー)とBurglar (強盗)からですね。日系アメリカ人の旦那さんは、むしろ名前を知らない私に驚きの様子。この子、アメリカではそこそこの有名どころのようでして。失礼をしました~。

このキャラクターの名前は? ②From モノポリー

次はアメリカ発のボードゲーム「モノポリー」です。ボードゲームの定番中の定番である「人生ゲーム (Game of Life)」も「モノポリー (Monopoly)」もアメリカ発祥。日本では「人生ゲーム」の方が有名だと思いますが、アメリカでは「モノポリー」のほうが認知度も人気も高い印象です。
さて、注目するキャラクターは「モノポリー」には欠かせないこちらのキャラクター。
はて、君の名は?! 👇👇👇

こちらもかなりの有名人

ちなみに私は彼を「モノポリーおじさん」と呼んでいます。これを聞いた旦那さんはウケていましたが、当然本名ではないわけでして…
このモノポリーおじさんの本名は「Mr. Money Bags (ミスターマネーバッグ)」。そういえばいつも「$」と書かれたお金の袋を持っていましたっけ。こちらもアメリカ人にとっては、知っていて当然レベルのようですよ。日本人にとっては「モノポリーおじさん」のほうが親しみがわく気はしますけどねぇ。


このキャラクターの名前は? ⓷From ケロッグ コーンフレーク

続いては、ケロッグのコーンフレークのキャラクターのこちらトラ。
見たことはあっても名前を知っている人は少ないのではないでしょうか?
はて、君の名は?! 👇👇👇

アメリカ人が大好きなネコ科のキャラクター


日本では、見たことはあるレベルかと思われるこのトラ君にも、れっきとした名前があります。
その名も「Tony the Tiger (トニー・ザ・タイガー)」と、なんともアメリカンなお名前。これは日本ではなじまなそうですね。少し調べてみたところ、日本では最初は「とらチャン」と呼ばれていて、その後「トニー」に統一されたのだとか。「とらチャン」って呼びたくなりますよね~

ここでもトラが起用されているように、アメリカではキャラクターにはトラやライオンのようなネコ科の動物がなぜか人気。ワイルドキャット、ボブキャットは本当に多いです。ちなみにサクラメントを本拠地とする大リーグジャイアンツの二軍チームのマスコットはなぜか「River Cats (リバーキャット)」ですよ。
鳥だとしたらHawks (ホークス・)鷲、鷹 (Eagles・イーグルス)など、とにかくかっこよくて強いイメージのものが好まれる様子。だもので、うちの旦那さんとしては、スワローズ(つばめ)やカープ(鯉)が、どうにも理解しがたいのだとか…(笑)

このキャラクターの名前は? ④From 〇〇を探せ!

最後はこちら。日本での認知度も高いイギリス発祥の絵本「〇〇を探せ!」のキャラクターですね。さて、探すのは誰ですか?
はて、君の名は?! 👇👇👇

世界的有名人?!

「これは知ってる!『ウォーリーをさがせ!』だ!」。
そう、その通りです。ところが、それを聞いて「はぁ?何言っているの?」という、アメリカ人の (またはうちの旦那さんの) 声が聞こえてきそうなのです。というのも、アメリカでの絵本のタイトルは「Where is Waldo?」で、彼の名前は「Waldo (ウォルド)」なのです。
とはいえ、イギリスで生まれた絵本のタイトルは「Where's Wally Now?[ウォーリーをさがせ!]」なので、日本でなじみがあるように「ウォーリー」がオリジナル。ところが、この名前、おもしろいことに国によって呼び名が異なるそうなのです。アメリカをはじめとする北米では当たり前のようにWaldo (ウォルド) 。フランスでは「Charlie (シャルリ)、ドイツでは「Walter (ワルター) なのだとか。これでいくと日本では「ワタルを探せ!」でもいいことになりそうなものですが、元々のウォーリーの名前を残すことにしたようです。まぁ、見た目に「ワタル」ではないですけどね。
とにかく。
これに関しては「はぁ?何言っているの?」というアメリカ人 (または うちの旦那さん) に出会っても、原作はウォーリーなんだよ!と対抗できる珍しいケース。ここは戦うべし(笑)。

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