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ミナペルホネン つづく展

2月12日から14日まで、東京旅行に行っておりました。

今回の東京旅行の最大の目的は、ミナペルホネンのつづく展を見に行くことでした。

もはやファッションの分野にとどまらないミナペルホネン。
アートと言った方が正しいと思えるような、皆川さんの世界を覗ける美術展となっていました。

今までのコレクションや、テキスタイルの原画もたくさんありましたが、
刺繍やプリント、オリジナルボタンの指示書、製作品、メモ書きやはんこなど、
ミナペルホネンを形作るものはすべて見られるのではないかというほど充実した展示に感動しました。

その中でも感銘を受けたのは、新聞連載コラムの挿絵。
こちらは撮影禁止なので載せられないのですが、本当に凄かった…!
一枚絵の中に込められた底なしの表現力に圧倒されました。
何百枚もある絵。絵柄に一貫性はなく、シンプルなものから写実的なもの、
ペンで描かれたものや、筆で描いたような線もあり、皆川さんの引き出しの多さに驚きました。
「ミナペルホネン」を離れると、こんな全く違う表現もできる方なんだと。

図録ももちろん買って、余韻に浸っています。

2/16までなので、バレンタインそっちのけで観に行ったんですが、
その価値はありました。
母も感動していたので、連れて行ってよかったなあ。

流行の移り変わりが激しいアパレルという世界で、
せめて100年つづけたい。
そんな思いから始まったミナペルホネン。
その4分の1が過ぎた今年開催されたつづく展には、
ミナペルホネンを身につけたたくさんの人たちが来ていて、
嬉しそうに、大事そうに、ゆっくり展示を回っていました。

皆川さんの想いに触れられた、本当に素晴らしい美術展でした。

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