「しない育児」と「しない家事」
なにをどうしてもやる気が出ない。今のわたしが、まさにそれ。仕事で疲れてるとか、持病がちょっと思わしくないとか、学校関連の手続きに追われているとか、いろいろあるけれど、本当は理由すら考えたくないレベル。
「だるい」と言ったら「わかるー」と家のどこかから返ってくる。こだまでしょうか。いいえ。全国の女子高生のみなさんうちの高校生です。
そして始まる茶番劇
わたし「(唐突に)お前たち、晩ごはんはどうすんだい」
いっちゃん「あらぁ、ママンジョさま、その前に冷蔵庫に何かないとどうにもできないのよ」
わたし「ほらニコスキー、早いとこ決めようじゃないか」
にこちゃん「あらほらさっさー(ノールックで棒読み)」
いっちゃん「非常食なんてどうでしょ」
わたし「ながれいしだね、りゅうせきだね、さすがだねー!」
(うたってみたのArikaちゃん。1分47秒あたりを見てね)
わたし「♪インチキお得意よ♡」
娘たち「ヘイヘヘーイ!」
わたし「♪イカサマ大好きよ♡」
娘達「ヘイヘヘーイ!」
わたし「悪いこと悪いこと最高よ♪じいんとしびれちゃう感じちゃう♪」
娘達「……もういい?(素)」
いやマジで何の話ですか。あ、そうそう、今日はもう何もしたくない!ってことでしたね。自分でも忘れ去ってた。ごはん作りません。非常食いいじゃん。ローリングストックってやつよ。
ということで、頑張れないものは頑張れないを地でいく派まちか先生です。本当はこの記事、「しない」を極めよう!みたいな、ライフハックをまとめた超有益な記事にしようと思って、タイトルだけストックしてたんですよ。
なのになぜネタに走ったんやって。
それはもうノリのいい娘たちのおかげですね。
英才教育バンザイ。
(疲れてます)(頭空っぽでこの記事書いてます)
そうなの。ほんとそうなの。「しない」を意識するって、「しなくちゃ」「してあげなきゃ」から自分を解放することなんですよね。
マキさんの暮らしは、やりたいこととやるべきことの線引きがすっきりしてるなって思う。そこには、自分の気持ち基準とタイムスケジュール基準と両方あって、その視点のバランスが心地良いなーと。
わたしは「ママ」でもありますが、学生の頃は「ヤングケアラ―(祖母の介護)」でしたし、今は持病があります。親の介護で外にあまり出られないライター仲間のかわりに取材を担当することもあります。
だからね、思うの。理由での分断はいらないんじゃないかなって。家事代行、誰もが頼みやすい流れができたらいいなぁ。
健康な体と、仕事に打ち込める環境、そういうのがひととおり整ってる人に合わせた価値観に、無理矢理自分を寄せる必要はないんじゃないかなって。
そういうことをもっとちゃんと書きたかった。
けど、娘たちに癒されたからたまにはこういう記事もオッケー!ってことで。
あ。この記事、連載「量産的シンプルライフ」第5回です。
(そうなの!?)(それでいいのまちか先生!?)
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