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【開催レポ】子ども記者の取材体験&新聞作りワークショップ

作文教室って、座って書くだけじゃないんです。話して、書いて、社会と関わる、そういう経験をたくさん楽しんでほしいなって思ってます。そんな取り組みを今日はレポートしますね(*^-^*)

2024年7月26日、熊本の商業施設で取材体験&新聞作りワークショップが開催されました。夏休み始まって1週目の企画イベントです♡(掲載には、もちろんご許可いただいてます♡)

これは告知チラシ

まちか先生は、福岡でかれこれ12年くらい作文教室を続けているのだけれど、熊本で作文の夏休みイベントを開催したのは初めて。九州の、お隣の県同士なのにね。高速道路使えばびゅーっと2時間くらいだよ。なのに不思議。祝☆熊本で初開催。やったー!まちか先生は熊本生まれ熊本育ちなので、とっても嬉しい。

それに、今回の作文イベントは、完全にオリジナル。商業施設さん、広告代理店さんと、ゼロから企画を一緒に作らせていただきました。他から持って来た内容ではなく、ご希望をヒアリングしながら準備してきました。結果、作文イベントは大成功♡ すっごく「良かった」ので開催レポートとしてnoteに書き残したいと思います。

座学はみんな真剣そのもの!

いきなりやってみよう!では、できることもできません。座学→取材→制作というスケジュールです(*^-^*)

まずは、取材の仕方&書き方のレクチャーを受けます。みんな一生懸命に聞いてくれていたのがとても印象的でした。瞳がキラッキラ輝いていて、かわいい。気になることや分からないことを口にしてくれる勇気と素直さ。わたしもこうでありたいわ。

座学は、新入社員の編集部員新人ライター対象の研修などでもレクチャーするような、わりと本格的な内容だったみたい。すみません、無自覚で……。まちか先生ってそういうとこある。でもね、取材や制作で気をつけるポイントに、大人も子どももないと思います。大切なのは伝え方なんじゃないかな。それと、レクチャーした後の活動をサポートする先生たちの体制とか。(←この話はそれだけで1記事になるくらい長くなるので割愛)

レジュメから、ごく一部ですが3つずつ抜粋すると……

<取材の仕方>
記事に何を書くかを予想して質問をする
どんなふうに紹介されたら嬉しいかイメージする
記事の完成形を共有しておく(今回はチーム制作なので)
<写真の撮り方>
人物を入れるメリット
グリッドを意識してカメラを構える
NGなものの写り込みに注意
<記事の書き方>
キャッチコピーでは他店との差別化をする
ブロックごとに内容を決めて書く
「数字」など客観的な情報を入れる

こうやってリストにするとかたいですね…! これを伝えた相手は小学生なんですけど。でも、伝わると出来ます。みんなしっかり何をやるのか理解して動いてた♡

びっくりされたのは、このレクチャー内容を1時間におさめて、次の取材タイムにつなげ、イベントをまわしたこと。ふふふ。全員の機動力がすごいんですよわたし達。(まちか先生は一緒に仕事する先生たちが大好きなので息をするようにほめます)

営業中のお店に取材に行くよ!

もちろん取材先とは事前に打ち合わせ済です。快く対応してくださいます。

5人で取材しました☆

取材中に、準備していた質問以外にもいろいろ聞きたくなっちゃうのが、ライターあるある。それって、取材先に興味関心があって、取材相手とのコミュニケーションが取れてるってことなんだと思うの。その姿を見て、ずーっとニコニコしていたまちか先生なのでした♡

お店の紹介記事を書こう!

申し遅れましたが、今回は各店舗ごとに班を作ってのチーム制作です。わたし達が用意したレイアウト済のシート(A3)に記事をはめ込むスタイル。

小見出しは目立つように黒ペンで

まずは各々が、自分の担当する枠の記事を別紙に下書きします。各班担当の作文講師は見守りながらさりげなくお手伝い。そのあと、順番に清書用のシートに書き写していくよ。

途中で予想外の展開もありました!

関連ワードの配置に悩むの図

店舗名の上に入れるキャッチコピーと、各小見出しとで、言葉が重複してる!と気付いたメンバーたち。みんなでどこにどの言葉を使うか会議が始まってました。

すごいね!編集さんみたい!めちゃめちゃリアルな制作現場です。(そして我が仕事を思い出す先生たち……家帰ったら原稿やんなきゃ……)(SEO対策ならメインキーワードを繰り返すけど、繰り返しを避けるところが紙媒体って感じがする)

こちらはレディース服飾雑貨のお店

こちらのチームは、小見出しの文字数で困っていました。

子ども「先生!たいへん!マス目からはみ出しちゃう」
先生「どこどこ?」
子ども「このお店のね、天然素材なんだよってことって書きたいんだけど、マスが足りないよ」
先生「天然素材を使ってるのが、このお店の魅力だもんね。伝えたいよね」
子ども「うん。どうしよう」
先生「そうだなぁ……取材のとき、店長さんは、天然素材、自然体、優しい、そういうことおっしゃってたよね」
子ども「言ってたー!」
先生「言ってたよね。そういうイメージの言葉をカタカナだとなんて言うかな?ひとことで言えると短められるけど……」
子ども「…………あっ。”ナチュラル”!!!」

満面の笑みでペンを取り直して机に向かいました。かっこいい! そして完成後に打ち明けてくれたのが…「ねえねえ、先生聞いて! &って記号を使ったら、マス目におさまったんだよ☆すごいでしょ?」

すごーーーい! マジで編集さん!!!

出来上がり☆

そんなこんなで。と言っても、制作時間はわずか1時間です。(1時間でここまで持っていくノウハウは機会があればまたいつかお話しますね)

完成しました! 拍手!!!

すごい!力作!!!

ご許可を得て掲載しています♡

各班、とーっても力作です。お店の場所をどう説明するかを、店内のエスカレーターの色分けで言ってみたり、初心者向けなのを若葉マークの色味で表現したり、お店の名前を店舗ロゴにしてみたり、読む人を思っての工夫がいっぱいしてくれました。これには、先生たちも、主催者さんも、感動してしまいました。なかなかできることじゃないよ!

振り返り&まちか先生の思い

ということで。
見て見て見て!!!!!

翌日の今日、さっそく掲示されました♡ 主催者さんから送られてきた写真を共有しながら、今回の作文イベントについて先生たちと振り返りました。

掲示場所はエントランスから近い1階

子ども達はどんな気持ちで開催日を迎えたのかな。いつもおうちの人と来ている商業施設だけど、“取材する”となるときっと新鮮な気持ちだったよね。普段とは違う目線でお店を見るきっかけになったんじゃないかなと思います。

わたしたち作文の先生も驚くほどのポテンシャルを発揮してくれた子どもたち。解散前の閉会のお話のとき、みんな口々に「楽しかったー!」と言ってくれて、ご見学の保護者さんから拍手がおきてました👏

文章を書くって、机に向かってカリカリ静かに鉛筆を動かすイメージがあるかもしれません。そういう「書く」も、もちろんあります。

取材→執筆をひとつのイベントでやるメリットは、なんで書くか、何を書くかが明確なこと。たとえばですが、作文の宿題が進まなくて「なんでやらなくちゃいけないんだろう……」と机につっぷしたこと、大人なら誰もが記憶にあるのではないでしょうか。それを、やる気の問題で解決するのではなく、仕掛けを工夫して解決する。そういうパワーが作文イベントにはあります。

書くって楽しい✨
そういう子どもがもっと増えるといいな!

今後も定期開催します♡

主催者さまとこれからの展開についてお話ししているところです。「書く」にまつわる、いろんな社会体験を子ども達にお届けできたらいいなと思っています。

情報チェックしてね!

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まちか先生|作文講師・ライター
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