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身上書でのご縁談の増加
今年の後半くらいから、今までにないスピード感で身上書やつり書でのご縁談希望の人が増えてきた。。。
名家だから、とかではなく、お相手のご家族のこと、育ってきた環境が今のアプリではわからな過ぎて、結婚へ一歩踏み出せないというご相談。
実際に話を聞いていて共感するのは、やはり、結婚だものね!ってところ。
お相手と結婚するからご家族については全く気にならないなんて人は、日本人だとそういない気がしている。
嫁姑問題こそ、少なくなっているけどそれでも、家問題はまだまだある。ということは、嫁に行く場合は、どんな親御さんかが気になるし、嫁をもらう場合でも、どんな家で育ったのか気になる。
そういう訳でやはり、身上書の出番は最近多くなっている、
最近入会する人に、成婚退会してダメになったら戻ってきてもよいですか?なんてことを質問する人がいるくらい。
どうやら、ご両親にご紹介をしてダメになるご縁談もそこそこあるらしい。
当会の場合は、お顔合わせ(ご両親への紹介)を婚活のゴールにしているので、そういう心配はいらないけど、プロポーズがゴールだとどうしても発生してしまう問題のような気がする。婚活は終了したけど、結婚できていない人が今後、増えてしまうのか。。。そんなことがふと心をよぎったり。。
そんな訳で、身上書のご縁談紹介は年々増えている。そして、間違いなく一人の仲人が、ご縁談をまとめ上げることができる人数もそんなに多くはない。これは、身上書を預かれる数に限りがあるってことにつながる。
理由はシンプルで、個々の紹介には、必ず照会が必要だから。
アナログですごく時間がかかる仕事。今日も、7日前にご紹介した身上書のご縁談の返事がようやく来た。「お会いしてみます」この返事が来たときは、心をなでおろし、お相手の仲人と喜ぶというプチやりがいを共有しつつ次のステップへとご縁談を進める。
こんなアナログ的な仕事、他にあるのかな、なんて時々考えるのだが、それとは別にこれを効率化するというのは、ご縁談だけに少し違和感も覚えたり。
ご縁談の仕事はこんな風に非常に手間暇かかる仕事ではあるが、人の幸せに直結することでもあるので、それは嬉しいやりがいにつながっている、こんな思いを持ちつつ、25年よくやってきたなって時々、自分を誉めたくなることもある今日この頃。
仲人のひとりごと 自念(じねん)