第13回 街いく探検隊〜ろっぽんぎ寺子屋
7月31日(日)に開催した”街いく探検隊 〜ろっぽんぎ寺子屋〜 。
今回のコースは六本木にある妙経寺さんから麻布十番まで、ゆっくり歩きながら昔は水が豊富だった麻布のまちの川の跡や井戸の跡も見つつ、ゴミ拾いを行いました。
集合場所は六本木ヒルズの近くにある妙経寺。こんがり日に焼けたイチロー隊長の「こんにちは!」に参加者の子ども隊員と大人隊員も元気よく「こんにちは!」と挨拶をして、妙経寺の小山副住職と一緒に合唱を行い、手作り紙芝居のはじまりです。
今回の紙芝居のテーマはお盆の時期でもあり「命とは?生きるとは?」。
ブッタ先生(仏様)の学校に通うゆうじくんとセミのひぐらし君の出会い。
7月8月は亡くなった方との心の交流の月でもあり、ミンミンゼミの鳴き声を聞きながら、それぞれの環境における命の大切さをお話ししてくださいました。
紙芝居の締めの謎かけは「セミとかけて、流行りもの。どちらも秋(飽き)が来たら静かになります。」
「命」をテーマにしたなかなか深い問いでもあり、大人隊員にも響く内容でした。
紙芝居が終わり、いよいよゴミ拾いしながら街発見へ。
今回はなんとリョウタ隊員がお手製の街いく探検隊の旗を持参してくれました。街いく探検隊のロゴに”LET'S ごみひろい”と描かれていて、いつも妹のマホ隊員と参加してくれるリョウタ隊員の熱心さがこの旗に表現されていて、嬉しいサプライズでした。そして、お父さんのケンタロウ隊員のところにはカメムシが、、、みんな集まって何しているのか気になったのでしょうか。ゴミ拾いを手伝う気持ちで飛んできてくれたのかな!?!?
みんなそれぞれの思いを持って”LET'Sゴミ拾い探検”スタートです!
内田坂方面に進んでいくと、何やら不思議なものが石壁にはまっています。
さてこれはなんでしょうか?
ご存知の方は街いく探検隊まで教えてください!
少し進むと、港区立南山小学校のところでは、勤勉なイメージの二宮金次郎像が!
各地の小学校などに多く建てられた、薪を背負いながら本を読んで歩く姿。家のお手伝いしながら勉強をした二宮金次郎。なんでもインターネットで情報を得られる今の時代でも、何か大切なことを伝えてくれるような気がしました。
二宮金次郎とは
本名は二宮 尊徳(にのみや たかのり)
※wikiぺディア
東京都立六本木高等学校に向かう途中、不思議な建て方をしているポイントを発見しました。下を見てみると、本来はまだ坂の途中であろう場所が柱で底上げされていた建物でした。
東京都立六本木高等学校の崖下で、以前オンラインゴミ拾いでクイズになった看板の前に到着しました。
さてここでクイズです!
Q)この看板の上にある動物だちはどんな意図で作られたのでしょうか?
答え合わせは、以前放映した第10回オンライン街いく探検隊 ~麻布十番~を見て確認してくださいね!
水分補給をかねた休憩後、裏道へ向かい、ゴミ拾いを再開しました。
子ども隊員は隙間も見逃さずゴミを拾ってくれました。
この裏道を通り終わったところで、暗渠発見!道路で塞がっているけれど、この下には水路が街のあちこちにつながっているんですね!
次なる目的地へ、本日2本目の路地に進むと、、、
手押しポンプ発見!!いつのものでしょう?!
錆びてはいるけど、動きそうじゃない!みんなで交代しながら手押しポンプ体験をしてみました。
”ギーコギーコ”と音がしそうですが、意外と静か、、、水は出なかったけど、先程の暗渠と近い場所にあり、水が豊富だったことを感じます。この辺りは宮村公園の辺りのガマ池を水源とする小川があったようです。
この手押しポンプを使ってどんな生活をしていたのでしょう。そして今は見えない水路はどこからどこへつながっていたのかな。
街の中で昔からある歴史深いものを見つけると、よりその街のことが知りたくなります。
そして、さらに水路が続いていそうな場所へ移動します。若松隊員が指さす先にあるものは、、、、
山水舎さん!
昔むかしここではラムネを作っていたそうです。しゅわしゅわのラムネです。
昔の懐かしみもあり、大人隊長は興味津々度が高かったです 笑
参考資料:山水舎さん
子ども隊員は「ゴミ見つけたよ!」とゴミ拾いに夢中です、、、
この辺りは自動販売機や駐車場もあり、缶やタバコゴミが多く見かけられました。
少し進み、若松隊員からクイズが出題されました。
Q)このポストはどこのメーカー製でしょうか。
リョウタ隊員がチェックしてみると、、、
”松下電器産業株式会社"と書かれていました。
なぜ松下電器?かは、わかる方は街いく探検隊まで教えてください。
ここで、本日2回目の休憩タイムです。
連日最高気温を更新している夏日が続いているので、熱中症にならないように、水分補給の時間を設けています。
休憩場所は、テレビモニターと一斗缶が置いてあるちょっと謎めいたあの場所です。
「このテレビは映るの?」いつか映るかもしれない期待を持ちつつ、テレビモニターを見つめる子ども隊員とお話ししながら、みんなでワカコ隊員と現在地の確認!目指すゴールまであと 1/4!
休憩を終えてすぐそばには、街の境目看板を発見!
麻布十番商店街 ⇄ 六本木ヒルズ
両方とも麻布地域&六本木地域を代表するスポット。
何気なく通っている場所もこの看板の境目からエリアが変わるんですね!
※大人になったらわかる大人の事情が色々ありそうです
六本木さくら坂方面に向かい、ゴミ拾い再開です。
子ども隊員は穴の中や木の下に惹かれるようです。
みんなで腰を低くしながら、何かあるんじゃないか!と夢中です。
その勘は的中し、子ども隊員は次から次へと「ゴミ発見!」「缶発見!」「ペットボトルも!!」とゴミ渋滞です。
初参加のお父さん&子ども隊員も見事は親子プレーです!
こちらはいつも参加してくれるマホ隊員とケンタロウ隊員の親子。
マホ隊員のゴミ拾う姿がかわいらしく、「お父さんゴミ」「このゴミは何かな?」などとお話しをしているようです。
六本木さくら坂エリアは桜の木もたくさんあり、時折ある日陰が心地よく、蝉が一生懸命泣いている声を聞きながら、ゴールまであと少しです。
ここは前回の街いく探検隊ではじめに通った場所ですが、このエリアはもっと谷が深かったのですが、六本木ヒルズの開発によって、だいぶ高台になっているそうです。
イチロー隊長が指さす家の1階の様に見える部分は、実は2階なんだそうです。
みんなで下を見てみると、、「お家の1階がある!!」と驚き発見です。
街の不思議発見を見たら、ゴールの妙経寺まであと少し。がんばって。
妙経寺に着いたら、最後の仕上げでみんなで探検マップ作りです。
初めましての子ども隊員同士ですが、ここでは共同作業です。
「ここにはゴミがたくさんあったね」「タバコゴミ拾ったね」などと探検したルートを思い出しながら、地図にイラストを描いたり、シールを剥がしてお友達に渡してあげたりと、自然と触れ合って、地図の完成です!
小山隊長もみんなの地図をみて、ニコニコ笑顔です。
ミンミンゼミの合唱がすごい真夏日でしたが、子ども隊員&大人隊員ともに、たくさん歩いて、ゴミをたくさん拾って、街の発見!もたくさんあった街いく探検隊でした。ご参加していただいた皆さまありがとうございました!
各SNSで詳細は告知いたしますので、チェックしてくださいね!