経営者の右腕を育てる、既存の枠に捉われないキャリア教育の実践/Xsector Kyoto活動紹介⑤中小企業チーム
●設立の背景
京都には多くの中小企業があります。チームリーダーの中西さんも、印刷会社の経営者。日頃から、「右腕になりうる社員がいない」「後継者がいない」「優種な人材を採用できない」などの悩みの声を経営者から聞いていました。また、経営者は会社のトップであるため社員に弱みを見せることもできず、孤独にそうした悩みを抱えていることもわかりました。
●活動内容
そうした話から、「自社の自分ごととして考えられる人を集めたり、育てたりするプログラム」を立ち上げることになりました。しかし、中小企業は大企業に比べて資本力が低く、一社のみで研修を実施することも困難です。
そこで会社の枠を超えた合同研修を実施し、経営の擬似体験をできる機会を設けることにしました。参加企業から解決したい課題を出していただき、それを他社の社員を交えて解決策を考えます。自社だけでは「できない」となることも、他社の視点からであれば「できる」になるかもしれません。
中小企業の研修にもオープンイノベーションの考えを導入し、仕組みを作っていくことができたら、右腕の育成も可能になると考えています。
●チームのこれから
実際にやってみないと始まりません。新型コロナウイルス感染症の広がりにより、一時活動はストップしていましたが、今後は、活動に共感してくださる経営者を見つけながら、合同研修を実施してみたいと考えています。