定額給付金は個人の預金が増えただけ、ってあんた……。
定額給付金は個人の預金が増えただけという話があったそうだけど、あの10万円給付金とは一体なんだったのだろうか。
そもそも、自分の記憶によると元々10万円支給の話があったのが色々な反対により食事券だとか紆余曲折の後困った人への30万円支給がほぼ決まっていたのを全員10万円支給というものになった。
また、10万円支給においては、高所得者から後で税金で徴収ということで賛成に至った人も多いと思うが、おそらく忘れ去られているだろう。
そんな中、
「定額給付金は個人の預金が増えただけ」
とは開いた口が塞がらない。
つまり弱者救済でなく経済活性化のためにばら撒いて失敗したという認識だということで、あの大変な時期に考えていたのは困っている人の救済ではなく、経済的な政策として打ち出してかつ失敗したという意味なのだろう。
分かっていたけど、マスコミに踊らされた国民の感情に押されて間違った判断をして、政治的な判断が出来なかったらということを今更認めたということ。
しっかり公明党にはその辺を説明してほしいものだが……。
老人は増え、金のない老人は切り捨てられ数少ない有能な若者は海外へ行き、残された若者には希望もない日本で鬱鬱と暮らすことになるのだろうか。
弱者救済のシステムは多くの老後の補償にもつながるのだけれど、それを切り捨てる国家に誰が住み続けようとするのだろうか。
しっかりとした政治的判断を下して説明して国民に理解してもらう努力をし、マスコミはそういったことをしっかり汲み取ってほしいと思う。
なんでも数字が伸びるからと反対や、国民の感情を煽ることをしていては報道の誠実性は失われて第一情報を得る権利の価値は低くなり、判断材料は少なくなり誤った短絡的な判断を繰り返すことになるのではないだろうか。