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こんなおっさんでありたいな。戌井昭人「俳優・亀岡拓次」を読んで

最近めっきり小説にかける時間が少なくなってしまった。
別に特別忙しくわけでなく、寒くてほとんど布団から出られないだけなんですけどね。
長い時間かけて読み終えた「俳優・亀岡拓次」自分の大好きな戌井さんの作品で、7つの章からなっている。
戌井作品のおっさんて、魅力的でどこか独自の時間流れを持っている。一見ダメ人間に見えるところもあるけれどそこが見事に良い味付けになっているように思う。
これからの時代こういった生き方の方が楽しく生きていけるのかもしれない。
内容としてはさまざまなちょい役をこなしながらも、一部からはしっかりとした評価を受けている亀岡のそれぞれの撮影場所の物語。どれも安定して面白いかった。
一つの現場の物語はそこまで長くなく、読みやすい。
自分もいつか戌井さんの物語の主人公のような生き方をしてみたいものだと思った。

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