武家屋敷跡野村家～世界に誇る曲水の庭園～
こんにちは！
小松大学3年生のやぶしたです。
この記事では武家屋敷跡野村家の魅力を紹介させていただきます！
武家屋敷跡野村家とは？
天正十一年（一五八三）前田利家が金沢城に入城した際、直臣として従った野村伝兵衛信貞家は、禄高千石、千二百石と累進し、十一代にわたって御馬廻組組頭、各奉行職を歴任。千百余坪の屋敷を拝して連綿と明治四年の廃藩までつづいた由緒深い家柄です。武家制度の解体により当野村家もいくたびか住人を変えたが、土塀、古木、曲水の一部を残しその後、加賀大聖寺藩の北前船の傑商久保彦兵衛が天保十四年（一八四三）建立の藩主を招いた豪邸の上段の間、謁見の間を移築して現在に至っています。
魅力その1 「庭園」
野村家の庭園は2009年発行の外国人観光客客向けガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で二つ星として紹介され、米国庭園専門誌の2003年度日本庭園ランキングで3位に選ばれたほど素敵な庭園です。
庭園自体はそれほど広くはないのですが、小さな池や樹齢400年の山桃、落水などがあって風情があります。
蒸し暑い日に訪れたのですが、水の流れる音を聞きながら庭園を眺めているだけで涼しさが感じられました。日本人ですが、現代の日本だと忘れがちな日本らしさを思い出させてもらったような気がします。
魅力その2 「茶室」
2階に上がると「不莫庵」という茶室があります。ここでも庭園が見られるのですが、1階で見るのとはまた違った雰囲気を楽しめます。
わかりにくくてすみません🙇♀️
追加料金300円を払えばお抹茶と和菓子が茶室で食べられます。ここで食べられる和菓子は隣の和菓子屋さんで作られているそうです。夏になるとかき氷も食べられるみたいです！
茶室でお抹茶と和菓子を味わいながら庭園を楽しむという経験は貴重なものだと思うので、立ち寄った際にはぜひ体験してみてください！
魅力その3 「鬼川文庫」
野村家の展示資料館。
野村家伝来の刀剣や前田家、明智光秀、朝倉義景などからの書状等を展示しています。
鬼川文庫は土蔵を改装した展示室です
中には江戸時代後期の九谷焼や、蒔絵の重箱なども展示されていました。
番外編
野村家の玄関では能登末森城の戦いで実際に野村伝兵衛が着用していた甲冑が見られます。
とても立派なものなのですが、いざ実物を目にすると素晴らしいと思う前にこんなに重そうな物を着て戦っていたということが信じられませんでした。
その時代の人は現在の日本人よりも体力があったのだろうなと思うのと同時に、野村伝兵衛が生きていた時代は戦いが常にあり、危険と隣り合わせだったことを思い出し、この時代に生まれて良かったなと思いました。
まとめ
以上、武家屋敷跡野村家の魅力を常させていただきました！
金沢に訪れた際はぜひ立ち寄っていただけたら嬉しいです。歴史が好きな方は特に楽しめると思いますよ！
基本情報
住所
〒920-0865 石川県金沢市長町1丁目3-32
電話番号
076-221-3553
営業時間/期間
午前8時半〜午後5時半 4月〜9月
午前8時半〜午後4時半 10月〜3月
※入館は閉館の30分前まで
定休日
12月26日.27日
1月1日.2日
料金
小中学生 250円
高校生 400円
大人 550円
交通アクセス（車）
金沢駅から約15分
金沢西ICから約15分、金沢東IC・金沢森本ICから約20分
交通アクセス（公共交通機関）
城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス「香林坊」バス停から徒歩約5分
まちバス「香林坊大和・アトリオ」「香林坊東急スクエア・日銀前」バス停から徒歩約5分
金沢ふらっとバス長町ルート「長町武家屋敷跡」バス停から徒歩約1分
駐車場
6台