コンプレックスは、最大の強みである
今日は、コンプレックスについてのメモ。
人は誰しもコンプレックスがあるが、コンプレックスをネガティブに捉えるか、ポジティブな面を見るかで人生は大きく変わる。
著名な研究者、作家、芸術家などは、かなり変わった人が多い。
医者の中にも、通常の会社での社会生活は到底無理だろうと思える人も実は結構いる。でもそんな人が実は「神の手」だったりもする。
ある意味では、サイコパス的人格(空気を読まない、協調性がない、物事にのめり込むなど)が、ある分野で花開くのだろう。
コンプレックスには、コインの両面のように表裏が必ずある。
しかし、たいていの場合、人は「裏」しか見ない。
それに、「コンプレックス」と聞くだけで、だいたいはネガティブ要素を連想させる。
しかし、必ず「表面」があるということを心に留めておきたい。
以下は、脳科学や心理学において、すでに有意差があるデータが出ているものである。
・心配性である人は、準備を十分にする傾向にあるため、物事を極めることができる。会社役員やCEO、弁護士、医者などは、心配性傾向がある。
・外交的な性格で、自制心が弱い人は、浮気したり、本能的に行動する傾向があるものの、創造的な才能と強い相関関係がある。
・思い悩みがちな内向的性格の人は、倫理観があり、データ分析や研究者としての才能がある場合が多い。
このほかにも、外見的なコンプレックスもポジティブな面がある。
・顔の横幅が大きい人は、人に意見が通りやすく、印象に残りやすい。また、リーダーシップを求められやすい。
・体型がBMI25前後(標準より少し多め)の人は、他人に安心感を与える傾向があり、結婚後の離婚率が低い。
・協調性がない人は、独創性に優れている。
などなど、コンプレックスを書き出し、「表面」を探すと「ポジティブな個性」と捉えることができる。
アメリカでは、「アザ」を「バースマーク」と呼び、見せ合ったりする。「アザ」というと、なんだか隠したくなるが、「バースマーク」というと何だか誇らしくなる。そんなアメリカのポジティブな一面が垣間見れる。
ものは言いようなのだ。
「コンプレックスがある」ということは、必ず、「強みがある」ということの裏返しであると認識しておきたい。