第11回Social Breakfast/「これからの教育のあり方とは」
社会を変える朝ごはん「Social Breakfast」の第11回を、⻁ノ⾨ヒルズのOVAL CAFÉで開催しました!
SOCIAL BREAKFASTとは?
社会のためにと一歩踏み出したいけれど、何から始めたらよいかわからない。社内外の人たちとソーシャルグットで繋がりたい。先駆者に学び、社会を新たな視点から眺めてみたい。という若者が気軽に集える場(朝食代無料です!)をつくりたいと考え、森ビルさんの協力のもと、第一、第三火曜日に実施しています。
第11回Social Breakfastには、「勉強のやり方」を教える塾プラスティーを経営し、教育アドバイザーをしながら、著者多数、そしてTBSのひるおび、TOKYO MXのnews FLAGなどでコメンテーターとしても活躍されている清水章弘(しみず・あきひろ)さんをゲストとしてお迎えし、『これからの教育のありかたとは』をテーマにお話をいただきました。
新しい教育の鍵は「好奇心」とは
『コミュニケーション能力、非認知能力、思考力、判断力、表現力、etc...現代は身につける「べき」とされる能力が沢山ある中で、どの能力が必要なのだろうと悩んだ経験は皆さんあるのではないのでしょうか。また、これらを身につけるための「学習」と聞くと苦しさや大変さがセットで思い浮ぶことは容易いでしょう』
清水さんが考える学びは逆で、興味あることを軸に楽しんで学ぶことが肝心とのことです。
沢山遊んで、それを学びに繋げていくことが大切。大人の役割は楽しく学ぶための環境を作ってあげることが清水さんの考える「これからの学びかた」なのだそうです。
実際、清水さんの経営されるプラスティーという塾では、楽しむための「好奇心」を刺激してあげることで、学びのきっかけを作っているとのことでした。
好奇心への寄り添い方
楽しく学ぶきっかけを作ることはできても、気持ちが続かず終わってしまうというのも勿体無いです。
清水さんは、一人一人の好奇心に寄り添うことで、モチベーションの維持を意識しているそうです。ゲームで言うとレベルアップする 、ライバル 倒すのが好きなタイプ、友達がいるからただゲームする人、など様々なモチベーションがあるように、モチベーションとなる4つのタイプがあるそうです。
ゴール重視のタイプ
目標達成するのが好きなタイプ
プロセス重視のタイプ
人の影響を受けるタイプ、人の影響を受けないタイプ
それぞれに個性に合わせた接し方をすることが楽しく学び続ける環境を作る上で、生きてくるそうです。
またひとえに好奇心と言っても単一のものではなく、いくつかにカテゴライズできる。
知識が足りなくて不安になる
テストが近いが単に対策ではなく、もっともっとやりたい。もっともっと知りたいという気持ち。
新しいことへのストレスに強い
新しいことなにかやってみたい
周りの思考、行動が気になる
スリルを求める
と言ったものも実は好奇心の一面で、これらを理解することも大切なのだそうです。
アプローチは一つじゃない。かと言ってもノーヒントではない理解をすることで、見えてくるものがあると言います。
好奇心の5つの側面についての詳細はこちらの記事をご覧ください。
https://hbr.org/2018/09/the-five-dimensions-of-CC
清水さんおすすめ、探求メソッド
清水さんがおすすめの、好奇心を刺激する身近な方法として
「気になるワードを固定して、検索で広げていく」
という手法を教えていただきました。
やり方はシンプルで、気になる言葉を軸に様々な言葉とともに検索する。
例えば 「人工知能 経済」「人工知能 歴史」のように、人工知能の開発が進むことで、社会をどのように支えているのかということが理解でき、興味・関心の幅も広げられるとのことです。
スマホがあれば場所を選ばずできるので、非常に取り組みやすいですね。
参照:https://www.plus-t.jp/quest
まとめ
"自分の遺伝とか環境と変えられない部分がたくさんあっても、 勉強のやり方っていうのはこれから変えられる『未来』についてのこと。だから未来に目を向けてほしい。人間生きてれば何かしら学んでいくから、学ぶことが楽しくなれば人生が楽しくなるのではないか。" と清水さんはおっしゃっていました。
学びを楽しくすることは、人生を楽しくすることにつながる。そのためのきっかけを提供できるようこれからも励んで参りますので、少しでも好奇心を刺激された方は、是非ご参加ください!