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“まちまち”に込めた想い
私たちの法人名は、
「特定非営利活動法人 教員副業コーディネーターまちまち」です。
長いので、「まちまち」と呼んでください!
今回は、法人名に込めた想いについて書きます✏️
法人名=何をするか
近年、全国の各自治体で「公務員の地域貢献活動」という制度ができ始めています。(制度の名称は自治体によって異なります。)
公務員が、本業とは別に社会的な活動に従事することを許可するといった制度です。地域・社会活動の人材不足解消と、公務員の人材開発に期待されていますが、制度の認知と活用があまり広がっていません。
兼業許可を出すことで報酬を受ける活動にも参加することができるため、これまでの「公務員は副業禁止」というイメージが変わろうとしています。
私たちは、この公務員の地域貢献活動制度を、教員の方々へ広げようと活動しています。
「教員が副業するためのコーディネーター」なので、「教員副業コーディネーター」です。
コーディネーターというのは、調整役という意味。まだ実例の少ない教員と地域団体とをつなぎ、それぞれのニーズを叶えられるよう様々な支援をします。
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あえて“副業”という表現を使って
教員の“副業”という言葉を聞くと、どのようなイメージをもちますか?
・ お金目的の悪いこと
・ 学校の仕事に手を抜くみたい
・ 儲かると思わせた詐欺を見かける
そういったイメージをもつ方が多いかもしれません。
行政機関の通知では、地域貢献活動への従事を“兼業”という言葉で表現していることが多くあります。副業も兼業も、言葉の意味に大きな違いはないそうですが、私たちはあえて“副業”と表現しています。
課題解決の当事者になってほしい
この制度ができる前からボランティア活動に参加する教員はたくさんいました。地域貢献活動には、許可の必要がなく、報酬のない活動がほとんどなので、ボランティアにも近いかもしれません。ですが私たちは、報酬のない地域貢献活動も“副業”として紹介します。ボランティア活動との違いは、活動への関わりの深さにあります。
人手として作業へ参加するだけでなく、その地域団体がどのような課題の解決へ向けて活動しているのかを知り、参加する教員も課題解決へ向かう一員として貢献してほしいと思っています。
そうすることで、本業では得られない体験や発見、やりがい、喜びを得ることができます。
課題解決の当事者として活動して得られたものを、教育現場に持ち帰ってほしい。教員も地域もどちらも成長する副業コーディネートを心掛けています。
もちろん、1回だけや年間数回だけでも大丈夫です!
本業があるから副業
“兼業”には、いくつかの業(仕事)を並行して(同じくらいのウエイトで)するといったイメージがあり、
“副業”には、メインとなる本業があり、本業より小さいウエイトで副業をするといったイメージがあると私たちは捉えています。
教員も地域貢献活動も、どちらも大切で責任のある仕事です。活動自体に大も小もありませんが、あくまで教員が本業であり、本業に影響のない範囲、本業に活かされる形で地域貢献活動に参加してほしいと考えています。
私たちの目標は、地域貢献活動の支援を通して教員が学校の中でも外でも自分らしくいられるようにすることで、教員の離職者数を減らすことです。
地域貢献活動をあえて副業と表現し、人によっては「お金のため・悪いこと・怪しいこと・本業に手を抜くこと」と捉える教員の本業以外の活動のイメージを、前向きに転換していきたいと思っています。
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“まちまち”に込めた想い
「どうして“まちまち”っていう名前にしたんですか?」
と、聞いていただけることがよくあります。
そんな時はいつも、
「どうしてだと思いますか?」
と、ちょっと面倒な返しをしたくなってしまい、実際にそう返してしまうこともあります。笑
・ 地域での活動=まちづくり
・ 教員と地域とをマッチング
・ 副業でmuch money(お金がたくさん)?
なんて予想してくださいます。確かにこれらも当てはまりますが、実は、カバンや紙袋などの“マチ”からとっています。
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カバンや紙袋などのマチの部分は、折り畳まれている状態から広げることで、幅の厚みや底の丈夫さを生み出します。
私たちの活動によって、教員の社会経験・考え方・人脈といった人間的な幅の広がりや、自己実現・自分らしさ・やりがいといった人生の根底を支えるものが生み出されることを願って“まち”という言葉を使いました。
“まち”じゃなくて“まちまち”の理由
2回繰り返したら音が可愛いかったから…
研修みたいに、「経験を得よう」「何かを学ぼう」などと肩肘を張らずに、家や学校とは別のサードプレイスとして地域で活動することを気楽に楽しんでもらいたいです。
ちょっと話をしたいな・聞きたいな程度で大丈夫ですので、私たちへのお問合せや相談も気軽にしてください!
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法人名に込めた想いを通して、私たちのことを知っていただけましたか?
親しみを込めて“まちまち”と呼んでくださいね!
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