●二次元と三次元の差

二次元の世界はじつに魅力的である。
うん、ワクワクする。
誰しもが、一度はあの世界に行きたいと思ったのではないだろうか。
いや、絶対あるよね?

僕の場合だと、ファイナルファンタジー、ドラゴンクエスト、モンスターハンター、
帝国少年さんのイラスト、藤ちょこさんのイラスト、などの世界に憧れた。
あの二次元の世界は恐ろしいほどに魅力的である。

だからこそ、今、異世界転生ものの漫画や小説が、それはそれは腐るほど世の中に溢れかえっている。
これは致し方ないことである。
だって現実の世界の街並みはこんなにもつまらないのだから。
(面白いものはいっぱいあるよ!)

なぜ二次元の世界はあれほどまでに魅力に溢れて、見ていてワクワクするのか。

それは、
①一人の作者のコンセプトに基づいて作られたものだから。

コレである。
同様で同質なものの集合こそが魅力的な街並みの必須条件!
現実世界では皆んなが自由に自分の好きなデザインの建物を建てている。
そこに一つのコンセプトなんてものはなく、生み出されるのはチグハグな何者でもない街並みである。
まるで軸のない人のようだぜ。。。

そしてもう一つ、
②描きながら、作者の中での意思決定の揺らぎや気づきによって、描き出される作品は当初の作者の想像を超えて、多様な変貌を遂げているからである。アート的思考が行われているといったところだろうか。そこには自由な進化が伴っている。

三次元はそうはいかない。
そもそも自由だと街並みはチグハグだ。では、統一感を出そうと景観法を定めたら?ディベロッパーが開発したら?
それによってワクワクする街並みになったところを僕はまだ知らない(誰か教えてください。)。そもそも、このような行政や企業がコントロールした街並みが、僕らの想像を超えてくることはない。

いいかい、僕ら人間の想像力はクソほどヘボい!
僕ら人間にとっての想定外が起こらない限り、ワクワクは生み出されないのだ。

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