結実計画会議 vol.4 OnSite>10年目を迎える沼垂テラス商店街でのアンケート
2月初旬に沼垂テラス商店街に伺いました。テナントにアンケートを採らせていただきたいといつもお世話になっている高岡さん(株式会社テラスオフィス 統括マネージャー)にお願いしました。
新潟市では、沼垂テラス商店街に出したいと希望する若者店主が多いと聞きました。今年で10年目になる新しい商店街です。
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新潟市中央区沼垂で青果日用品を扱っていた小さな市がシャッター通りなっているところに2010年から惣菜店「ルルックキッチン」の開業がきっかけで、ノスタルジックな雰囲気に惹かれた若い開業希望者が徐々に集まり、2015年4月に28店舗になり「沼垂テラス商店街」としてスタートしました。
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公式サイト https://nuttari.jp/
この日は冬市でした。朝早くから多くの来場者が集まっています。高岡さんに挨拶しようとすると、冬市目指して通りに流れてくる来場者の皆さんが、高岡さんと必ず一言しゃべっていきます。その後、自分の目当ての店舗やキッチンカーを目指して移動しています。
「皆さんお知り合い?」と聞くと「常連さんたちですよ。」その言葉がとても優しい。新潟市の人達にとって沼垂の朝市は定期的に開かれる朝の気持ちいい買い物散歩としてレギュラー化しているようです。
さて今回沼垂テラス商店街のテナント向けのアンケートは、今回の結実計画会議4号のテーマに合わせて、この商店街に出店するまでの経験や、お客様との関係、そして雰囲気ある各店舗の次の戦略について聞いてみたいと思い調査させていただきました。
(この他にもコロナ禍の影響等にも質問させてもらいましたが紙面の関係上割愛します。)
沼垂テラス商店街の回答頂いた出店者の皆さんは、起業を考えだしてから平均10年の準備をして開業に至っています。その間平均2事業所での仕事の体験をしているということが分かります。またこの商店街の雰囲気に合うお客様との関係があることが分かります。(朝の高岡さんの来場者との関係に近い)
お客様とのコミュニケーションを重視してゆっくりとした拡大を考えている点(ネット販売など)も、店舗のテーマを大事にしていく気持ちの表れなのかと考えます。
10年目を迎えた沼垂テラス商店街は取材時で22店舗、サテライトが7店舗と通りのみならずエリアでリノベーション店舗が元気よく拡大中です。そして新陳代謝も続々行われています。
改めて地元のオシャレ通りとして定着しているなあ、と高岡さんの実家の「大佐渡たむら」で牡蠣フライ定食を頂きながらボーと考えていました。