京都の町家を購入したい!という方へ
京都は、1200年の歴史を持つ素晴らしい街。でも引っ越すにはちょっと敷居が高いかな、京都人じゃないとどうだろう?土地勘がないし。。。というお声を聞く事があります。
京都人は本当にそんなにいけずでしょうか?町家に住んでいた経験から言いますと、いけずではなく、コミュニティを大事にするという文化があることがわかります。
新しく植木を購入して外に置いたらそのお花を見て「あ、こんなきれいなんどこでもろたん?」や「ええなあ、うちのとこなかなか咲かへんねん、どないしてんの?」など。
そしてしばらく留守にしていると「いや、しばらくいいひんかったんちゃう?どっかいってたん?」
これはお子様のいる家庭にはとても嬉しい言葉です。なぜってご町内と触れ合う機会があるからです。京都の人は、昔から住んでいる人は、子供のころからここに住んでます、という方が多くあります。そして「昔の地蔵盆は豪華やったで!カラオケもしたし盆踊りもしたもん」と語ってくれます。
そんなご町内の中にある「町家」。前面には格子があり、プライバシーを守りながらも、夜には内側の光が漏れ、美しい風景を醸し出します。また東西に建てられているウナギの寝床と言われる町家は、夏に涼しく設計されています。
現在、京都に残る町家。いくつあるかご存じですか?
平成28年度「京町家まちづくり調査追跡調査」の結果では、40146件です。
https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/cmsfiles/contents/0000235/235354/sankou6.pdf
コロナ前は、観光客ラッシュで京都のあちこちでスーツケースのゴロゴロ音が聞こえて来ました。町家にお住まいのところはゲストハウスですか?と聞かれたこともあると思います。
そんな京都。やはり懐かしく、旅に来る人が求めているのはどこでしょうか?
■最近の京都のホテルは、割と画一化している。
1)パブリックスペースが豪華
ホテルと言えば、公共空間が豪華というのはクラシックなホテルもそうですが、客室とその他の施設、例えば、大浴場、ガーデンテラスがあります。京都でホテルを選ぶなら、高級なところがいい!デザイン的に良いところがいい、ほっこりできるところがいい!など色々な要望にこたえられるように市内にはヨーロッパ調から京都風までさまざまなホテルがあります。
2)ミニキッチン
京都にわざわざ滞在するならゆっくり滞在したい。あるいは出張でもちょっとキッチンがあった方が良い、ということでミニキッチンとして、IHと小さなシンクがセットになっている部屋もあります。
3)シェア滞在型
最近あるのは、部屋にはキッチンはないけれども、部屋の外にある、というものです。シェアについてはコロナ感染対策もあるので、健康状態や万が一コロナになった場合、というのも考えておかねばなりません。確かに部屋以外のスペースが広いと、ネットや読書、まんがをそろえているところなど面白いスペースがあります。
4)家族滞在の町家
お子様のいらっしゃる家族滞在には、やはりキッチンがあると良いと思います。水分補給、子育て中の方には、畳の部屋があるとおむつ替え等も便利。
そうすると町家ってもっともっと「キッチンが充実したお得で広い町家」があってもいい!と感じるこの頃です。
これまで一棟貸し、高級志向が強かった京都ですが、もっと気軽に、もっとそのままの京都を感じてもらえる町家の滞在が、京都に将来住んでいただけるきかっけになるのではないか、と思います。
そして海外にお住まいの方が、子供に日本の体験をさせたい!という時に、伝統的な町家を伝統的に残して使いやすくしてある、というのは一番楽しいと思います。
■投資や居住用として
京都に住みたい!町家に住んで自分のビジネスをしたい!という方。もちろん京都に住んでいなくても京都の不動産を購入できますが海外からでも不動産は購入できるのをご存じですか? 町家購入のご相談はMACHI-INFOでも受け付けていますので是非ご相談下さい。
■現在販売中の町家はこちらです。
https://www.machi-info.site/tsugumi-gojyoomiya-machiya
町家を守りたい、町家を売りたい、どうにかして残したい!という方もぜひご連絡下さい。中立な立場の住宅建築コーディネーターがオンラインでご相談にのります。
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MACHI-INFO編集部