(近隣団体のご紹介)経堂ICT同好会電子工作クラブ
近隣の先輩団体である 経堂ICT同好会さんの 電子工作クラブの活動を見学させていただいたので、電子工作クラブのさらなる発展を願いながらご紹介させてください。発信にご協力することでお手伝いできれば、の気持ちで書かせていただいております。
1.経堂ICT同好会とは
ICTを趣味とする者たちによる地域のICT支援ボランティア ということで 世田谷区の経堂地区に住むSさんが発起人となり発足させた会です。経堂地区の社協さんや、近隣の3つの町内会ともしっかり連携をとり、コロナ禍を乗り越えてもう何年も継続されています。ITに強い講師が生徒に教える、というスタイルではなく、参加した町内の方々が「同好会形式」で実施。すなわち、講師はできる人が持ち回りで1テーマを前へ出てお話し、残りの時間は参加者が聞いた話を 参加者同志でやってみる・という感じで運営されています。直近の会では、着信音を発信者別に変更してみよう!というのをやってましたね。 テーマに沿わなくても会の残り時間で今の各々のスマホのお困りごとを互いに教えあったりもできるので、会を開けば 雨の日であろうとも高齢の方々がいつも楽しみに必ず集まってくる人気な会となっています。 みんなで創るICT共助という感じな素敵な同好会です。
2021年春のコロナ真っ最中に「まちかどデジ活」を名乗ることにしたNは、社協さんのWEBを通じてこちらの経堂ICTの活動を知り、目標像だな、とアツい視線を注いでおりました。 まちかどデジ活は発足当時 カフェななつの子(近隣にサービス付き高齢者住宅があるコミュニティカフェ)で 高齢者スマホ教室をやっていたのですが、Nだけが講師・・一方的に教える・・のスタイルになってしまい、ちょっと苦しくなってしまった経験があり、「共助スタイル」「同好会形式」を見事実現されている 経堂ICT同好会さんには 心底リスペクトを感じたのでした。
2.経堂ICT同好会さんの新チャレンジ「電子工作クラブ」
経堂ICT同好会の代表のSさんは、かねてより、地域の多世代交流的なものを意識しておられて、近隣小学校の状況にも目をくばり、小学生高学年~中学生の子どもたちのICT教育にも貢献することを目指していました。そして脈々と準備をされ、今回の「電子工作クラブ」の立ち上げに至りました。
こちらの開始にあたっては、JKK東京(東京都住宅供給公社)も がっつり支援。経堂地区のJKKの住宅 コーシャハイム経堂フォレスト の中の「住民専用」のコミュニティスペース マルチサロン和み の場をご提供くださり、コーシャハイム経堂フォレスト内の住宅にはご案内を配布してくださいました。
このマルチサロンは ほんっと居心地の良い場でしたし、コーシャハイムはとっても素敵な住宅でした。住民ONLYだけあって・・こんな素敵なところがあるとは・・知らなかったな。
JKK東京さん、いろいろ頑張っておられますね。東京都内の「コーシャハイム」には注目ですね。
https://www.to-kousya.or.jp/action/jkk-kosodate.html
というわけで、記念すべき第一回!!だったわけですが
オープン時間に意気揚々と集まったのは 経堂ICT同好会の常連さんと、パソコンクラブ優遊会のメンバーばかり・・
パソコンクラブ優遊会とはこちら・・
意欲満点、期待に目がキラキラな参加者ばかりであることは間違いないのだけど、Sさんと、JKKのスタッフは 「対象としたいお子さんが来ない・・」とやや焦り気味・・。
と焦ったところで、中学生の星ちゃん(仮名)と小学校高学年の土星ちゃん(仮名)の姉妹が参加しに来てくださいました~。良かった!
Sさん的には 保護者同伴で参加してほしかったそうなのですが、今時のお母さんは超多忙、姉妹2人だし、JKK住宅内のサロンだし、ということで安心しきってお子さんをお預けくださいました。Sさんは、保護者に対して「情報リテラシー的にお子さんに教えて問題ない内容です」としっかり説明する真摯さ! そう、こんなSさんが運営する団体ですから、お子さんをお預けいただいて 大変安心な団体・活動内容であることは間違いないのです。とはいえ、「ボランティア活動的団体」なので もっともっと多数のお子さんに貢献するためには、お預かりルールなちょっと考えどころなのかもしれませんね。事故などおこりようもない活動ではありますが、、お預かり中に地震が来たら・・とかそんなことは考えないといけないのかな。やっぱりJKKのスタッフが居てくださるのは安心ですよね。。
3.電子工作クラブ Sさんの目指す理想像
経堂ICT同好会電子工作クラブでは、Sさんは こんなことを子どもたちに教えたいと意欲満点で準備しておられます。
コレ、参加費無料っすよ、この内容をSさんに教えてもらえるのは すごいっていうくらい盛りだくさんです。(まちかどデジ活のN他高齢者のICT好きが目キラキラでSさんにたかってしまいそうです。)
目指すところ:マイクロビット というコンピューターを Scratchプログラミングで動かして自在に遊べるようになる
マイクロビットコンピューターに車輪をつけて走らせる(電子工作!)
例題としてこんなことをする準備をしておられます。(ギターの音をならす、等々)
Scrathのプログラミングだけ教える・・という会もやっておられます。
しかし、Sさん、こ・・・この内容は・・・子どもたちには結構ハードル高いのでは・・。
これに目を輝かせて飛びつく子は ICT系の高等専門学校に即ご入学可能!ってくらいのレベルなのかも。。
4.電子工作クラブ 第1回目の模様
第1回目は 参加してくれた星ちゃん、土星ちゃんの姉妹と対話しながら こんな感じで実施しました。
電子工作は Sさんによるデモンストレーションのみ、って感じでしたが・・Scratchプログラミングで風船ゲームを創る!は満足に完成したから、達成感はもってかえっていただけたと確信しております。
最初はマイクロビットのデモンストレーション
Sさんがプログラミング済のマイクロビットコンピューターボードを車にさしてミニカーさながらに走る様子をデモンストレーション。
その他、2つのマイクロビットコンピューターがBlutooth通信しながら
じゃんけんをして、電子ランプで、グーやチョキを表しながら勝ち負け判断して音を鳴らす・・というでデモもしてくれました。
Sさんは熱意ある技術者なので、参加してくれた星ちゃん、土星ちゃんにはビットの概念を理解してほしくて、電子ボードを使って0・1のビットを解説。マイクロビットコンピューターの25個のランプをオンオフするには確かにこの概念は必要ですね。後ろで見守ってくださっているのはパソコンクラブ優遊会の方です。
星ちゃん、土星ちゃんの姉妹、電子ボードにはちょっとビックリな感じだったので、SさんはScrachプログラミング教室に転換。(ま、第1回目の初参加者だし・・いきなりマイクロビットコンピューターで何をつくりたい?と聞かれても・・目が点になっちゃいますよね。)
Scratchの方もSさんはお手のもので、まずはご自身が作成されたサッカーゲームを披露。続いて、Scratchのチュートリアルの 「風船のクリッカーゲームを作成してみよう」を見て、これを真似て作成してみました。
Scratchは まちかどデジ活のNは実は初めてだったのですが。。・いやはや、その簡単さと楽しさに直ちにとりこになりました。
星ちゃんも土星ちゃんも順調にクリッカーゲームを作成し終わりました!
ここで、Sさんからのお話はいったん終わり、JKKスタッフや、経堂ICTのメンバーが、じゃ、何か自分で作ってみようか?とお声がけ。本会のメンバーが一人1台のPCを貸し出す環境を用意していることもあり、各々おそるおそる作り始めてくれました。妹の 土星ちゃんは 最初は お姉ちゃんの星ちゃんのやることを見てばっかりだったのだけど、Scratch初めてのNがちょっと手を出して、あれれ、わかんなーい、ってなったら、、土星ちゃん、生き生きとNに教えてくれましたヨ。お子さんは習得が早い! きっと次にScratchに出会ったときは、「あ、経堂ICTの電子工作クラブでやったことがあるヨ!」と言ってくれると思います。
電子工作クラブはまだ定期開催予定は発表されていないようですが今後も近隣のお子さんたちのICT教育を ボランティア精神満載で応援してくれることでしょう。
まちかどデジ活も 先輩団体 経堂ICT同好会さんは とーってもリスペクト! 地域のシニアにも子どもたちにも愛される団体を目指します。世田谷区はとーっても広いから競合してしまうことはないので、近隣団体さんとは連携とって刺激を受けたりお手伝いしあったりしながら活動していきたいと思います!今後とも経堂ICT同好会を応援しますので、まちかどデジ活もどうぞよろしくお願いします!