あの日

2020年1月31日 
保育園で初めて発達検査を行った日

10時にわたしが保育園に行くと
保育園でたくさん遊んだ息子と合流
すでに検査を担当する
支援センターの先生も到着されていて
その日の朝からの
息子の保育園での様子を見てくださったよう
通された教室の真ん中には机があり
息子と支援センターの先生が向かい合って座る
息子は1人で座ることができず
わたしが息子の近くに座り
当時の担任の先生、保育園の発達支援の先生が
教室の入り口付近で見守る

3歳0カ月
当時の家庭・保育園での生活面の様子は
手をつながないと寝られないなど
安心を求めることが多く
1人で入眠することは難しい
睡眠は充分にとれている
おむつは常にぬれていて間隔が開いていない
好き嫌いをせずになんでもよく食べる
家庭で困っていたことは
目的にたどり着くまでに寄り道が多いこと
保育園では
いつもと違うことがあると崩れることが多い
切り替えが早い
みんなでトレイに行くタイミングではトイレが嫌
ほかの子が終われば
先生と1対1になりスムーズになる

検査内容はK式発達検査
カード、積み木、お絵かきなどを行い
片付けやカードの内容理解ができなかった
途中で教室の電話が鳴り
電話に興味が移り集中ができなかった

検査を経て
・言葉
現在3歳0カ月に対して話す言葉は2歳代
1つ1つの言葉の意味が分かっていない
・他者との関わり
自分と相手を分けて見ることはできている
相手とのやり取りは苦手
人と一緒にやって生じる気持ちを
相手に向けていない
・自分自身のこと
自分で見通しをつけることが難しい
1つ1つ言わないとできない、やり切れない
できたことへの嬉しさ
できなかったことへの悔しさ
など気持ちがないため
思いや自信が伴っていない

育児をするなかで心がけると良いことは
・好きなもので成功体験をつんで自信を
形、色、文字などの息子が好きなもの
得意とすることを通して成功体験をつむ
・一度気持ちを受け止めて理解を
一通り寄り道に付き合ってから戻すことで
うまく気持が切り替えられることがある
落ち着いてから言葉を代弁してきく
・環境作り
してほしくないことをやらない環境作り
してほしくないことには反応しないこと
やっていい行動を伝える
・声かけ
肯定指示を行う、言い方を工夫する
「ああしなさい」「こうしなさい」
という発言を避ける
言った言葉を大人が撤回しない
約束を守り、理由の本質を伝える

今はまだまだ甘えたい時期なので
そのままを受け止める
新しいことに敏感な部分は
少しずつ慣らしていくこと
粘り強く関わっていくこと

これからのこと
保育園で支援計画を作成
春からの年少への進級で
今よりも集団が大きくなったときの様子を見守る
年少の夏頃に再検査を行う
支援センターの介在を伝えたうえで
3歳半検診を行い
4歳前になる頃に医療相談を受ける

わたしの気持ち


息子の発達が遅いことは自覚をしていた
一般的には心配するような発達の遅さでも
「大人になって歩けない人はいない」
「大人になって話せない人はいない」など、
いつかできるようになるからと
全く焦らず成長を見守ってきた
甥っ子も成長が遅かったけど
年齢を重ねるにあたり成長していたし
その存在も心強かったのだと思う
だから、言葉や理解力の遅さを指摘されても
特になにも感じなかった
検査後、保育園から帰宅する際
担任の先生から「大丈夫ですか?」と聞かれた
その時は事の重大さを理解していなかった
なぜそこまで心配されるのだろう
そんな大げさなと思いつつ
「発達が遅いだけではないということですか?」
と聞いたのを今でもすごく鮮明に覚えている
帰宅後、発達検査の間、
3か月の娘のお世話にきてくれていたわたしの母に
検査の内容を話して整理をした
母が帰宅し、子ども2人を寝かしつけたあと
NETで調べたりするなかで
「発達障害」という言葉に触れた
どんどん突き落とされるような感覚
深刻さ重大さに気付いた瞬間
先天的なものだと分かったからこそ
自分を責めることはないという冷静さと
毎日こんなに育児を頑張っているのに
という辛くてどうにもできない感情
「体力的にも精神的にもしんどい」
と当時の心境を綴っていた

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