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第一子の出産エピソード

世の中に出産エピソードなんて五万とある。

更に、私は産む前も産む時も大きなトラブル無く産めている。

じゃあ何で、わざわざこの話なのか。

実は、産んだ後に斜め上の出来事があった。

出産の際、私はいわゆる『股が裂ける』という状態になり少しだけ隠部を縫った。

それ自体は麻酔も効いていたし、痛くも痒くもなかったのだか、問題は翌日の朝に起こった。

看護師「塩さーん。回診します」

私「あっはい。どうぞ(緊張)」

初めての出産、からの初回診。

事前に「縫ったところを見られる」とは聞いていたけれど、初産と言う事もあり股を開いてデリケートゾーンを見られる事にまだ羞恥心があった。

そんな中、看護師からまさかのひと言が。

看護師「ちょっと沢山の人が入ってくるけど、気にしないでね」

私「えっ…?」

困惑する私。

しかしそんな事はお構いなしに、ゾロゾロと入ってくる医師2名と看護師2名。

計4名が私の股の傷をガン見していた。

私『これは…メンタルがやられる…』

恥ずか死ぬとはまさにこの事か!と要らない初体験をした瞬間だった。

しかし、この時はそう言うものなのだなと思い耐え抜いた。

ところが後日。

入院中に知り合ったママさんにこの事を話すと

ママさん「えっ?4人?いや、先生が1人でチラッと見て終わったよ?」

と言われた。

ぶっちゃけ、ポカーンだったw

私『えっ?あれって私だけ?何で?前世でなんか悪い事でもした?』

聞かなかった私も悪いが、何の説明も無いのはどうなのか?とも思った。

しかし、それで死ぬわけでもないしと思ったら気にならなくなった。

数年後、第二子が産まれるにあたりこの時の話をママ友に話した。

すると

ママ友「えっ?4人?何それ?セレブ?w」

と言う流れになり、私はしばらくセレブ設定になったw(別に嫌じゃ無いが)

今だから分かるが、恐らく縫ってくれた医師は若手だったのだろう。

だから、先輩から傷口のチェック?をしてもらったに違いない。

私『そう言えば『うん、綺麗に縫えてるね』って会話してたなぁ』

医師にかわりはないから患者にわざわざ説明しないんだろうと理解できる反面、デリケートゾーンを大勢に晒すこちらの身にもなって欲しいと思った出来事だった。

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