社会教育主事講習(島根大学)の学び・気づきのまとめ(2022年1月分・最終月)
日々の学び・気づきについてメモを書いていましたが、後で振り返りができるようにまとめてnoteにも掲載します!社会教育主事講習は1月22日まででしたので、このシリーズの投稿は今回が最後になります。
2022/1/4【気付きのシェア】
チームとしてのパフォーマンス志向は、個人としてのパフォーマンスに自信がなかったことの裏返しだった側面もあったかも。でも、個人としてのパフォーマンスが低いことから目をそらすために、チームという言葉を乱用しちゃいかんよなと。今年は引き続きチームとしてのパフォーマンスを大事にしつつ、個人のパフォーマンスを上げることにもこだわりたい
2022/1/7【学びのシェア:リバースメンター×還流のポテンシャル】
「地域への人の還流を生むためには、地域内でどれだけ心理的安全性を感じられるかも大事な要素だよな~、でもどうやったら時間の限られているワークショップでそのきっかけを掴めるか?」というところで、ぐるぐる思考が前に進まなかったのですが、グループワークの中でいろいろ学ばせて頂きました!なかなか感動したのでシェアします!
「ワークショップの中でとことん地域の大人に話を聞いてもらえた経験」って、地域での心理的安全性を体感することでもあるよなと思ったのですが、そこにリバースメンターの考えを掛け合わせるといろんな要素が掛け算的に加わりすごいなとひとり感動していました。
①地域でチャレンジしている大人がチャレンジしていること、そして苦戦していることを高校生向けに話す
→地域で挑戦しているカッコいい大人の姿に触れる。
②①を基に高校生が地域の大人に対してリバースメンタリング
→地域の大人が自分たちのメンタリング、フィードバックにしっかりと耳を傾けてくれたという経験(=地域内心理的安全性)
→リバースメンタリングを通じて、多少なりとも地域の大人の役に立てたという経験(=地域内自己効力感)
③②を通じて気がついたこと、感じたことを高校生同士でシェア
→地域内心理的安全性や地域内自己効力感に対する自己理解を深める。
元々は「地域内心理的安全性」の体験をどう生み出すかだけ考えていたのですが、リバースメンターと掛け合わせることで「地域のカッコいい大人に触れること」や「地域内自己効力感」にもリーチできる気が。一石三鳥的なポテンシャルを感じました~まだ漠としたアイデアレベルなのですが、これから深めてみたいです。
自分だけでは、全くこの発想には到達しなかったので、やっぱり学び合いってオモシロい!
2022/1/8【学びのシェア:TURNS~地域でしかできない、あたらしい学び~】
今回のTURNSさんは、いま勉強していることにドンピシャのテーマ!
学びを通じた還流・環流を最近考え続けていますが、大人が楽しそうに学んでいる地域、面白そうな学びがたくさんある地域は、そういう空気感自体が魅力となって、どんどん人が還ったり、巡ったりするのかな~なんて思いました。学びが持っている純粋な楽しさ、面白さの力ってきっとすごい気がします。
印象的だった内容も箇条書きで書いておきます。
・さとのば大学・信岡さん:「定着人材より回遊人材を育てることで、日本をかき混ぜる人材を増やしていきたい」→自分が考えていた環流のイメージととても似ている。
・五城目町立五城目小学校:"越える学校"。校舎の境界を越えて、地域へ。町民が学校に参加。年齢の境界を越えて大人たちが学びなおし。オンラインや教育留学で地域の境界を越える。
→「開かれた学校」はこれまで聞いてきたけれど、"越える学校"というイメージが素敵。越境も最近のホットワードなので、越境していく学校という感じが出ていて魅かれる。
・高松琴平電気鉄道株式会社:施策で大切にしているのは「違和感」。予定調和を越えた取組みが企業のブランドとなり、さらには面白い企業がいる面白い地域という認識に繋がる。
→最近は脱予定調和が大事だなと感じ始めていたので、この姿勢にビビっときました!
・前武雄市長 樋渡さん:Purpose × People × Passionにエンターテイメントの要素を掛け合わせることで、大きなインパクトと共感を生み出す。
→やっぱりエンターテイメントの力はすごい。純粋に楽しい、面白いということに込められている価値とパワーを自分はちゃんと意識できているかなとはっとさせられました。
2022/1/8【思考の整理:グローカル人材育成のために何が必要?】
「地域での学びを通じた還流・環流おこし」の視点を、「グローカル人材の育成」に活かせないかという課題意識から、いろいろと考えてきましたが、最後の発表資料をまとめるにあたってここまでに考えたことを一旦メモ&アウトプットさせて頂きます。いよいよラストスパートで、お尻にだいぶ火がついていますが、頑張っていきましょ~!
(グローカル人材の育成に必要だと考えた要素※)
※環流・環流人材の育成とほぼ同じ視点だと思っています。
1.地域外への越境を促すために。
(1)「地域内自己効力感」の醸成
←地域プログラム、地域での協働体験
(2)「地域内自己効力感」の「地域外自己効力感」への変換
←地域で取り組んできた課題や活動のエッセンスが海外の課題や活動にも共通することへの気づきを促す
←多様な価値観の中での協働体験(地域内越境体験、地域内国際体験)地域内における多文化共生事業等で内なる国際化に触れることもひとつ。物理的には地域内にいながらも、精神的には越境体験(自身の常識、当たり前が揺さぶられるような出会い、体験)ができるようにすることがポイントか?地域内越境体験、地域内国際体験を通じて、自分は地域外でも貢献できるかもという感覚(地域外自己効力感)を得ることが結構大事なのではないかと。
2.またその地域に戻ってきたい、関わり続けたいと思ってもらえるために。
(1)「地域内心理的安全性」への気づき
←地域の中でとことん話を聞いてもらえた、受け入れてもらえた経験etc.この地域なら自分の挑戦もまた受け入れてもらえると思えることが大事だなぁと。
(2)魅力的な地域の大人との出会い
(3)ここにいると楽しいこと、面白いことと出会えそうだと思える空気感の体験
←うまく言語化できていませんが、やっぱりなんだかんだ(2)(3)がめちゃめちゃ大事だなぁと。スキルや実績云々の前にこの出会いや体験を偶発的なものを含めてどうやって生み出していくかが肝ですね。
2022/1/9【気づきのシェア:地域教育(還流)と組織論】
地域教育関連の経験もバックグラウンドもほとんどなかったのだけれど、どうやったら地域での学びを通じてひとの還流・環流を生み出すかについては、不思議とちょっとはアイデアを出すことができた。
思いついたキーワード(心理的安全性、自己効力感)を振り返っていて気づいたことは、これって関心があってかじっていた(と言っても書籍を読んだレベルだけれど)組織論やチームビルディング論と共通するところが多いなと。
パフォーマンスの高い組織やチームは、組織内やチーム内で良質なコミュニケーションができていると思う。ということは、仮説として、地域内に良質なコミュニケーションがある地域には、パフォーマンスが高い地域≒還ってきたくなる地域ということなんだろうか?
ちょっと脱線しての妄想だけれども、地域の素敵な大人が、高校生や中学生を相手に1 on 1とかやったら、どんな変化が起きるんだろう?なんか面白そう。
2022/1/10【気づきのシェア:講習の振り返り】
まだ全部を終えることはできなかったのですが、3連休を使って講習の最終課題&振り返りを進めています。
ワークシートや課題を書いていて気づいたことは、新しい知識やスキルを身に付けた以上に、地域教育や学びに対する自分自身の「在り方」が変わったことがデカかったなぁと。このことに気がついた瞬間、我ながら「おぉっ」って思いました!
2022/1/14【気づきのシェア】
誰かにとっての困りごとは、誰かにとっての実践や学びの機会。「お金を払って、外の人を呼んで解決してもらおうと思っていたこと」も、「外の人がお金を払ってでも参加したくなるようなプログラム」にすることができるんじゃないかな?目の前の事象の価値づけと打ち出し方次第で、いくらでもやり様があるかもとか考えたら、なんだか楽しくなってくる(笑)
2022/1/19【気づきのシェア】
これまで都市部から地方部・地域への還流というと、ものすごい落差のある所を必死に遡上したり、ポンプアップするようなイメージを持っていた。でも、よくよく考えてみると、自然界では海まで流れた水は、蒸発→雲→雨となって山に還る。還流の在り方もなんかこう今までの自分の固定観念をもうひとつ外して考えたらいいのかな?
2022/1/22【学びのシェア:地域教育とwell-being】
今日の振り返りで糟谷さんから話をお伺いして、「なるほど~!!」と雷に打たれた感じだったので、学びをシェアさせてもらいます。
学習者と講師が共によい状態であることが、よい学びが生まれる前提となる。
ということは、学びの準備体操として、学習者をよい状態に持っていく(=学習者のwell-beingに貢献する)ことも、広い意味で社会教育士のやってみたらいいこと(やらなくてはいけないことではなく)なのかなと思いました。
あと、自分のwell-beingを大事にすることもめちゃめちゃ大事だなと。
そして、還流・環流×well-beingもテーマとして気になるなぁ。