売買指値分析:イフジ産業
企業名からは想像できなかったタマゴテック?企業のイフジ産業
事業は液卵事業とタマゴテックがあるが、液卵と加工品の調味料が主軸
直近は鳥インフルエンザによる価格高騰が仕入れ価格や販売価格に影響しているとのこと、利益のボリュームや利益率で見極めていった方が良さそう
販売数量が前年同期比で減少しているが、鶏卵不足での販売制限をかけたことやクライアント側で新製品発売などを見送ったことによる減少とのこと
一方で価格改定などで売上増加などもあり、ベーシックな食材だけに商品としての強さは感じられる
決算の補足説明資料などがないようなので、IR資料はほどほどに業績をみていくと、利益率は6.5〜8.6%の範囲で安定的であり、売上高も順調に伸びている。(一方で出荷量で見た方が良さそうなので、需要の伸びはチェックし続けたい)
時価総額も80〜120億でまだまだ伸び代は大きく、キャッシュ的にも有利子負債を除いて20億程度あり、フリーキャッシュフローもプラスで有利子負債は減少傾向なので、安定感は高いように感じる
売上高の推移があまりあてになりそうにないので、売上高は据え置きにして、営業利益が毎年2億増加し、29年3月期に30億になる設定で分析してみると
買い指値のラインは2719円となるため、現在はかなり投資しやすい状況
たまごというベース食材の供給となるので、今後も極端な売上減少は考えづらく、温暖化などを考えると保存期間を延ばせる冷凍卵などの需要は今後も高くなるようには感じる
何より日本の卵は生でも食べれる衛生環境で育てられている(海外では生では食べれない)強さがあるので、ここは張り切って投資していきたいと感じました
ちなみに24年3月期の会社予想を29年3月期に設定しても、買い指値が1757円となるので、現在の株価はやはりかなり割安なのだと感じます。
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