自己紹介をする
名前の読みが難しくて、ぼくの曽祖母はいつもぼくを間違った名前で呼ぶ。訂正してもしてもしても、19年ずっと。曽祖母の前でぼくは、まゆちゃんとか、あゆちゃんでいる。違った読み方の名前たちはメルカリのユーザーネームとかになってる。
19歳になっても自分のことを名前で呼ぶ。
だって、“わたし”って言うより、名前の方が2文字で短いから合理的 2文字だったらなんでもいいんだ。だからたまにぼくって使う。
3人兄妹の真ん中で、こども時代のおやつは大体スナック菓子かファミリーパックの個包装のクッキーとかだったから、バイトするようになってからはねるねるねるねが大好物 あの自然じゃない味が好き 化学の味がして。こども時代に与えられなかったものや我慢したものを取り戻すような高校時代だった。そのせいで得られなかった高校時代のちゃんとした思い出も多々。ねじれってどうやって解消するかよりそもそも生じさせないことに重きを置いた方が良いのかもしれないねー
ずっと山陰に住んでて、県外の友だちと話したとき、ついくせで語尾に「にー」をつけちゃって時が止まった。就職するときは広島とか岡山とか、そういう中都会みたいなところに行ってみたい それでやや狭いアパートで1人で暮らすの 腰掛け窓があるお部屋がいいな
彼氏にするなら背が高くて、精神的に歳上の人が良い この人すごいなーってずーっと思える人 それでいて面白い文章が書けて、暗算が速いの わたしに、面白い映画を選んで観てほしいって思ってくれてて わたしを無理やり変えない人 恋人は生涯ひとりだけがいい 最初に付き合ったその人と結婚したい 恋愛ってややこしくて難しくて、ぼくにはあんまり向いてないから
大学生のちょっと力を抜いたコーデってやっぱりジャージみたいなズボンにグレーのトレーナーだと思うんだけど、ぼくの顔には壊滅的にグレーが似合わない もっとパキッとした色じゃないとさえない感じになっちゃう。
計画を立てることは得意だけど、実行していくのが苦手。いつもなんとなくやり過ごす感じになっちゃう 理想の結果のために計画立てて地道に努力を重ねていくのって、それが達成できなかった時の悔しさとかやるせなさって半端ないよね それらから自分の心を守りたくて、まーこういう結果もいいよねって思えるような、手を抜いた感じになっちゃうんだと思う 思い通りにできなかった時にがっかりしたり、そこまでの努力や時間を無駄だと思いたくないから、物事をしっかり掌握して監督するより川の流れを見守るみたいに見てる方が好きだと思う
わたしは、そのときそのときの自分に流されるままに生きた、ごちゃごちゃの半生が気に入ってる。