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シンガポールでおすすめ!娘が体験した0~1歳向け習い事の体験談

子育て中の親御さんなら、「我が子にどんな体験をさせてあげればよいのだろう?」と悩むことも多いのではないでしょうか。特に0〜1歳の時期は、子どもの発達が目覚ましく、どの習い事が最適か選ぶのは簡単ではありません。実際、この年齢層向けの習い事は数が少なく、選択肢が限られていることも多いです。しかし、だからこそ、この時期に与える体験はとても貴重で、子どもの成長に大きな影響を与えることになります。

この記事では、私自身がシンガポールで娘を通わせた2つの0〜1歳向けの習い事をご紹介します。どちらも子どもの好奇心や成長を刺激する内容のプログラムで、私たち親子にとっても新しい発見がありました。

この記事を読むことで、習い事を通じて得られる具体的なメリットや、どのような体験ができるのかが分かり、実際に子どもと一緒に新しい世界を探求するヒントになるはずです。

習い事がもたらす効果とは?

子どもの習い事は、単なるレクリエーションの枠を超え、子どもの成長を支える多面的な効果をもたらします。それだけでなく、親自身にとっても新たな気づきや学びの機会となる場です。以下では、私自身の経験と科学的根拠を交えながら、習い事がもたらす具体的な効用についてご紹介します。

家ではできない特別な体験

専門家が設計したプログラムによって、家庭では得られないような貴重な体験が可能になります。たとえば、フィットネスクラブでの様々な器具を使った運動や、音楽を通じた感覚の刺激など、習い事の場が子どもにとって新たな世界を広げるきっかけになります。

心理学者であり教育学者でもあるマリア・モンテッソーリの理論によれば、子どもは「感覚的な刺激を通じて学ぶ」ことが重要であり、多様な体験を通じて脳の発達が促進されるとされています。この理論は、リトミックや運動プログラムなどの習い事に応用されており、家庭では再現しにくい特別な環境を提供します。

親子の世界が広がる

習い事を通じて親や子ども同士が交流できることは、育児生活において大きな利点です。私自身も、教室で同年代の子どもを持つ親たちと簡単な会話を交わすことで、産後数カ月の孤独な日々から少し解放され、心が癒されました。このような交流の場は、孤立しがちな育児生活に新たな視点をもたらし、外の世界と繋がるきっかけとなります。

児童心理学者であるジョン・ボウルビーの「アタッチメント理論」では、親子関係だけでなく、第三者との交流が子どもの社会的発達に大きな影響を与えると述べられています。習い事の場は、親子双方が自然に他者と関わるきっかけをつくり、子どもが初めて社会性を学ぶ場としての役割を果たします。

発達の確認ができる

習い事では他の子どもと過ごす時間があるため、自分の子どもの発達状況を客観的に見られるメリットがあります。特に第1子の場合、何が標準的な発達なのかわからないことが多いですが、同じ月齢の子どもたちと比較することで、安心感を得たり、新たな目標を見つけたりすることができます。

発達心理学において、ピア・ラーニング(Peer Learning)は子どもの発達において非常に重要な役割を果たします。他の子どもたちの行動を観察し、模倣することで、自分自身のスキルを高めることができます。たとえば、ある子どもが初めて立ち上がる様子を見たことで、自分の子どもがその動きを真似し始める現象はよく見られます。実際、うちの娘も他の子どもの動きを観察し、何度も真似しようとしたことがあります。このようなピア・ラーニングの過程は、子どもにとって成長を促す大切な学びの機会となります。

習い事がもたらす子どもの成長と親子の発見

習い事は、家庭では体験できない特別な刺激を子どもに与え、親子ともに新しい発見の場となります。子どもたちが他の子どもと過ごすことで、自分の成長を実感しやすく、次の発達段階を予測するヒントにもなります。こうした効果を最大限に活用するためには、子どもにぴったりなプログラムを選び、親も積極的に関わっていくことが重要です。

習い事は単なる遊びの時間ではなく、子どもの成長にとって欠かせない貴重なチャンスです。

次に、私の娘が実際に体験した習い事についてご紹介します。

1. MyGymで楽しく体を動かす!

My Gymは、アメリカ発の子ども向けフィットネスクラブで、0歳から13歳までを対象にしたプログラムを提供しています。全米で「No.1の子ども教育プログラム」として認知されており、運動能力の向上を目的とするだけでなく、英語力やコミュニケーションスキルの育成にも効果的です。特に、0〜1歳の子どもにとっては、感覚や運動能力を発達させる絶好の機会です。

体験談:娘と一緒に楽しく体を動かした初体験

太いポールの上をバウンスしながら滑り台のように滑っていくアクティビティ。家ではできない体験。

娘が7カ月の時に参加したマイジムのクラスでは、以下のような体験をしました:

プログラム内容
歌を歌いながら体を動かしたり、先生のサポートを受けながら前転やブランコを体験するなど、遊び感覚で体を使うプログラムです。これにより、子どもは運動能力だけでなく、身体感覚も自然に養うことができます。活発な先生方が元気よく指導してくれるので、初めは少し圧倒される場面もありましたが、娘は楽しそうに参加していました。先生がしっかりとサポートしてくれるため、家では怖くて挑戦できなかったような動きにも安心して取り組むことができ、身体的な発達が促進されると感じました。

親の参加
プログラムには親の参加も求められ、子どもの様子を見守るだけでなく、他の親たちと子どもの最近の様子をシェアする時間もありました。例えば、子どもに関する最近面白かったことなどを話し合う場面があり、親同士で和やかなコミュニケーションが生まれました。さらに、プログラム中に英語を使用するため、英語力を自然に鍛えることができる点も魅力的でした。

雰囲気

Great Worldの教室に参加しましたが、立地も良く、現地のママや外国人ママが多く、少々肩身が狭く感じる場面もありました(私は地味ママなので笑)。とはいえ、全体的に明るく活気のある雰囲気で、子どもたちも親たちも楽しそうに過ごしていました。

ポイント:マイジムを選ぶ理由

  • 運動能力の向上:マイジムのプログラムは、運動能力の向上に特化しており、身体を使った学びを通じて、子どもは自己表現や身体感覚を養います。

  • 親と子の英語力アップ:英語を使う場面が多く、親も自然と英語力を高めることができます。子どもの成長と共に親も学べる環境です。

  • 気軽に参加できる:トライアルクラスに2回参加する必要があり、気軽に参加できるため、子どもの反応を見ながら参加するかを決められます。

プログラム

マイジムのプログラムは、発達心理学や運動発達に基づいて設計されています。特に0〜1歳の時期は、運動能力や感覚の発達が急速に進む時期であり、こうしたプログラムはその成長をサポートする重要な役割を果たします。研究によると、運動能力を早期に伸ばすことが、後の学習能力や情緒的な発達に良い影響を与えることが示されています。

アクセスと費用

アクセス
シンガポール内に4か所 (Tampiness、Great World、Jurong East、Punggol)。

費用
トライアルクラスがSGD60/回 (2024年11月現在)。2回のトライアルクラス後は、12クラスでSGD780、24+1クラスでSGD1460、30+4クラスでSGD1860(2024年初め現在)。1回あたり60ドル前後。

まとめ

マイジムは、0〜1歳の子どもに最適な運動プログラムを提供し、親も一緒に学べる環境を作り出しています。子どもの成長を支援するだけでなく、親としても貴重な体験を得られるため、少し陽キャな雰囲気がある習い事ですが(笑)、子育て中の親には非常におすすめできるプログラムです。

2. Kindermusikで音楽を楽しむ

Kindermusikは、音楽と運動を組み合わせたプログラムで、1978年にアメリカで設立されました。子どもの総合的な発達を支援することを目的としており、0歳から7歳までが対象です。

体験談:音楽に合わせて楽しむ!

楽器に興味津々な娘。まだ髪が薄い9カ月ごろ。

娘が4カ月の時から通い始めました。以下は通っていて感じる印象です:

  • プログラム内容
    音楽に合わせて体を動かしたり、楽器を叩いたり、絵本を読んだり、シャボン玉を追いかけたりするアクティビティが盛り込まれています。親も一緒に踊ったり、子どもとのふれあいを楽しんだりします。娘が4か月の時に初めて参加した当初は、無表情であまり反応がなく、眠ってしまうこともありました(笑)。しかし、月齢が進むにつれて、楽しそうな表情を見せるようになり、参加する度にその成長を感じることができました。

  • 開始時期
    娘も腰が座らない時期には、退屈そうにしていることもありましたが、生後半年を過ぎるころから、目に見えて楽しむ姿が増えていきました。実際に、他の参加者の中にも、半年ごろから参加している子どもたちがちらほら見受けられました。ですので、6ヶ月ごろからの参加をおすすめします。

  • 他の子どもたちとの交流
    似た月齢の子どもたちが多いため、他の子どもの成長を観察する良い機会となります。また、親同士も気軽に挨拶を交わすことができ、コミュニケーションの場としても親しみやすい環境です。子ども同士もお互いに見つめあったり、同じおもちゃに興味を示したり、触れ合おうとしたりする姿は、見ていてとてもかわいらしく、思わず微笑んでしまいます(笑)。

ポイント:Kindermusikを選ぶ理由

  • 発達における多角的なアプローチ:Kindermusikのプログラムは、音楽を通じて言語、社会性、認知、そして身体的なスキルの発達をサポートします。研究により、音楽活動が言語能力の向上に寄与することが証明されており、特に音楽とリズムが言語の認識力を高める助けになります​

  • 親子の絆を深める:このプログラムは家庭でも学びを続けられるように設計されており、親子で一緒に楽しむことによって、より深い絆を築くことができます。音楽を通じて、親は子どもの成長をサポートしながら、自らも学びの場を楽しむことができる環境が整っています。

  • 簡単に参加できるプログラム:Kindermusikのプログラムは、実施しやすく、どの年齢層にも対応しており、プログラムの節目ごとに楽器や本が贈られ、ご家庭でも楽しく学ぶことができます。

プログラム内容

Kindermusikのプログラムは、0歳から7歳までの子どもを対象に、音楽と運動を通じて学びを進めます。プログラムは、年齢に応じたカリキュラムに基づき、音楽を使って言語、社会的スキル、認知能力を高めます。具体的には、リズムや音程の理解、楽器を使った活動、歌唱を通じて、子どもたちは音楽的な能力を高め、さらに抽象的な思考や空間認識能力の向上にも繋がります​。

アクセスと費用

アクセス
シンガポール内に4か所 (Rochester Mall、Katong i12 Mall、United Square、Sengkang)。

費用
18カ月までのクラス: 8回SGD348.8 (GST included/2024年11月現在)。1回あたり45ドル弱。

まとめ:習い事で得られる喜び

シンガポールでの習い事は、子どもだけでなく親にとっても新しい発見や学びの場となります。

MyGymでは身体を動かしながら活発な刺激を、Kindermusikでは音楽を通じて感性を育む経験が得られます。どちらも、親子で一緒に楽しめる時間を提供してくれる素敵な習い事だと思います。

ぜひこの記事を参考に、気になるプログラムを試してみてください。あなたの子どもの成長にぴったりの習い事が見つかるはずです!

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まちゃ@シンガポール自営駐在妻
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