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【批評】6月の亀島一徳「鉄人形に血が通う時」
6月のある日。筆者と夫である亀島一徳は、自宅での過ごし方のバリエーションに行き詰まっていた。映画も見た、連ドラも見た、料理もした、寝た、ゲームもした・・あと一体何をすればいいのだろう。筆者は昔から「何かしたい」と言う猛烈な欲求に心が狂うタイプの人間である。ただぼんやり椅子に腰掛けお喋りをすることも、立派な「何かする」だということはわかっていつつも、それでは納得できない。もっと明確に「○○をした!」という実感を持てる「何かする」が欲しかった。筆者と比べて亀島一徳は、そこの欲求のない人間だ。彼は「二人で何もしないことも最高だよ」という完璧な台詞をいつだって筆者にかけてくれる。しかし、筆者はその傍若無人な性格のせいで、この素晴らしい台詞が効かなくなっていた。「だとしても嫌なんだよ!!!」と声を荒げる姿はさぞ恐ろしかっただろう。そんなある日、今日も取り立てて何もしなかったなと落ち込みながらお風呂から出ると、亀島一徳が声をかけてきたのである。
「一緒に人生ゲームやらない?」
一瞬、何を言われたのか理解できなかった。数秒経って、目の前にいる30を過ぎた男が、人生ゲームをしないかと誘ってきているという現実に追いつく。
なんだこれは!!!!!!一体何が起きたんだ!!!!!!!
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