たった1%が、50点と100点の差をつくる。
記事のクオリティを上げるには、どうすればいいんだろう?
ライターなら何度も考える、この悩み。
何か一撃で、ガツンとクオリティが上がるような裏技や飛び道具はなくて。
結局は
「これをやればクオリティが1%上がる」
という、小さな改善を100個積み上げるしかないんですよね。
「そんなことやっても、せいぜい1%しか上がらないじゃん!」
と思ったとしても。
1%を30個落としたら、クオリティ70%の記事になる。
だから1%であろうと、ないがしろにはできないんです。
70点では、クオリティが高いとは言えないから。
1%の努力を30個やるか、やらないか。
それが70点と100点の分かれ道になるんだと思う。
全力を出しても80点。
それなら、全部やるしかない。
1%を無駄にしないといっても、実際には、
自分が気づいていないところで、こぼれ落ちてる1%がたくさんある。
それが20個あれば、20%。
気づかずに20点も落としているということは、
全力でやっても80点になるということ。
それなら、自分で分かっていることは、せめて全部やらないと。
「これ、本当はやったほうがいいよね」
と、分かっていることくらいは、全部拾っていく必要がある。
たとえば
「エビデンスを探したほうがいい」
「もっと推敲したほうがいい」
と分かっているなら、それをやる。
分かっているのに
「とりあえず納品すればいいか」
と適当になると、その瞬間、1点、2点と落ちていく。
色々と手を抜けば、トータルで30点は落とす。
そのほかに、知らずにこぼれ落ちてる20点もある。
あっという間に、50点まで落ちるんです。
そこで80点をとる方法はシンプルで。
手を抜かず、自分にできることは全部拾っていくだけなんですよね。
そうすれば、知らずにこぼれ落ちる20点だけで済むから。
でも、なかには気づかずに40点落としている場合もあるかもしれない。
そうなると、その時点で60点だからギリギリラインです。
せめて60点を維持するには、そこからはもう、1点たりとも落とせない。
今、自分はスタートラインで何点なのか。
気づかずに何点落としているのか。
それを意識する。
今が70点なら。
受験生のごとく、最後の1点まで拾う。
「これをやっても、どうせ1%しか上がらないから、やらなくていいか」
そんな考えがよぎったときには、
今、自分は何点なのかを考えます。
100点は、まずあり得ない。
知らずに落としているポイントが、何かしらあるから。
じゃぁ、90点?80点?
もし今70点だったら。
目の前の1点を落としてる場合じゃないんですよね。
入試のときに
「この1点をとっても意味がない」
なんて思わないのと同じように。
最後の1点まで追い求める。
その1点が合否を分けるかもしれない。
やれることは全部やる。
記事のクオリティもそれと同じで。
1点を積み上げることでしか、クオリティは上がらないし、
1点を軽く見ていると、あっという間に50点まで落ちる。
クオリティを上げるとは、
泥臭く、1点を積み上げること。
一撃でクオリティが爆上がりするような、そんな派手なライティングスキルなんてない。
地道に泥臭く。
落ちてる1点をかき集めて、拾い上げ、手にした1点がこぼれ落ちないようにする。
1点をギュウギュウに詰め込んだ状態で納品。
結局、そうすることでしかクオリティは上がらないんだな、と。
「どうすれば、クオリティが上がるんだろう?」
と考えたとき、たびたび、この答えに行きつく。
そんな話でした。
おしまい。
※このnoteの元ネタは下記Xのポストです。
Xでは思いついた時にライティングネタを投稿しているので、ぜひそちらもご覧ください!
ライター・編集者:悠木まちゃ(@MaCHA_trip)