醒めたくない夢
元々文を綴ること自体苦手意識があるのと、個人的な話も含まれています。上手く言葉にできていないかもしれませんが、自己満でつらつらと語るのでよかったらお付き合い下さい。
ある夏の始まりでした。
私情で色々あり、悲しさで一杯だった私の前に現れたのはヒョンジンでした。
初めて見たのはpsychoのチッケム。
こんなにも神秘的で現実離れした人が存在するんだ…と不思議な気持ちになったのを今でも覚えています。(ヒョンジンの詳しい話は誕生日にしたので割愛。)
そんな沼の入り口でした。
後々コンテンツを探っていくと見覚えのある動画もあって、何故あの時に沼らなかったんだ…!と悔しがったりしましたね。
探れば探るほど新鮮なものばかりで。
見たことないコンセプトに、聞いたこともないサウンド。
kpopはもちろん、音楽が昔から大好きな私にとって、スキズの音楽は一番の頼りでした。
Get Coolみたいな癒しソングから、MANIACのようなワイルドでカッコいいタイトル曲たち。受験期に助けられたGrow up。爽やかなBlueprintに、旅行には欠かせないAirplane。寝る前によく聞いたAnother Day。バイトで嫌なことがあったらGone Daysを聞いたし、踊りたくなったらとりあえずCharmerをかけた。ライブの後にHavenを聞いて泣いた時もありました。
数え切れないほどの楽曲と言葉に助けられ、力をくれました。どんな時もスキズが居たし、どんな嫌なことがあってもスキズだけは隣にいてくれた気がして。何度も、何度も救われました。
いつ生で聞ける日が来るのかな、と画面越しでスキズを見続けて数年。
2022年に初めて本人たちを目の当たりにし、感動し過ぎて言葉より先に涙が出ました。
感情が一定のラインを超えると言葉が出なくなるんですよね。胸が苦しくなってご飯が喉を通らなくなったのも懐かしいです。(ガチ)
その中でも2023年2月26日の京セラドーム、
オーラスの日が忘れられなくて。
最後のコメントでを韓国語でもしてくれたのですが、日本語よりも韓国語の方が感情が籠って聞こえて、本音を話しているような気がして。
メンバーが泣きながら話すのを見て私も泣いてしまいました。
正直、有難いことにMANIACコンサート自体5回目なのもあり泣かないだろうなと思っていましたがフラグ回収ですね。
円陣を組み始めた時にはもう涙腺大崩壊で、声を荒げて泣いていました。子供か。
タオル、荷物になるからホテルに置いていったの大ミスでした。
その日の夜、鮮明には思い出せないけれど覚えている限りの記憶を日記に書き留めました。相変わらず語彙力が無いのでポンコツな文が出来上がってしまいましたね。日記の内容は私だけの秘密にしておきます。
ペンライトの光で一杯の広い会場で、きらきらと舞い落ちる紙吹雪を見ては目が熱くなりました。
幸せすぎて、何もできない私たちが申し訳ないな、なんて思っていたら
最後のコメントでバンチャンが「僕、こんなに幸せでいいんですか?」と。
それを言いたいのはこちら側で。
私たちはライブに足を運ぶことやアルバムを買うことぐらいでしか、彼らに見える愛を伝えることができないのに。
それなのにバンチャンは、「ステイの数が少なくたって構わない。ステイがそこに存在することを僕たちは分かっている。ステイがそこにいる、それだけでこんなに幸せなんだ」と言うんです。
推さない理由あります?バンチャン何者?(定期)
ヒョンジンのお話、見て頂いた方は分かると思いますが、私、愛を説明するとしたら「ただそこにあるもの。理由はない、要らない」
とかクサいこと言ってしまってるんですよね。
でも本当にそう思っているので、撤回するつもりはありません。
最初から届かないと分かっている愛をここで書く必要なんてないと思います。だけれど書かないと抱えきれないほどの愛になってしまいましたね。この愛を共有していたいなと思ったんです。
オーラスの日、サプライズで動画が流れました。
彼らのこれまでのことが動画で流れ、ステイがScarsの合唱をしました。ファンなら歌えて当たり前かもしれません。けれどこれって本当に凄いことで。
そもそも私たちがファンになる過程で少なからずステイさんが作った動画やブイラのまとめを通して彼らのことを知っていると思います。
京セラを埋めるのにスキズはもちろん、ステイの力もあったことを考えると言葉にできません。
大袈裟かもしれないけれど、本当に素敵なファンダムです。
そして日本以外にも海外コンサートをこなして、鬼のスケジュールをこなしているスキズ。
わざわざ日本公演の為に新曲を出して、トロッコを準備して。彼らを見られるだけで十分に幸せなのに、こんなにも素敵な景色を見せてくれたことが本当に嬉しかったです。
彼らがどの位苦しい思いをして、辛い過程を乗り越えてきたのか全てを理解する事は出来ないと思います。
でも、ライブで見たあの涙に全てが詰まっていることは私たちstayにしか分からないのだなと考えるととても幸せなことだなと思いました。
しかもその涙を見て一緒に泣けることって、相当な感情を抱いていないと不可能だと思うんです。
ファンとして楽曲や言葉を通して彼らの人生が見れたこと、誇りに思います。
参戦する度に感じていますが、終わってからライブの記憶が全くなくて。幻だったんじゃないかって。胸がいっぱいのまま現実に引き戻され、生活をするのがしんどかった時もありましたね。
そんな私にとってスキズは夢の中です。
今も。
現実逃避ができる場所。
「Havenはコンサートにいる間は何もかも忘れて、一緒に歌って踊って、遊んだりすることを考えて作った曲です。」
バンチャンがコロナ禍、Vラで言っていた言葉です。
私の考えるスキズの作る世界は夢の世界で、
例えるならまさにHavenだなと思っています。
スキズの作る世界はいつだって素直で、
自分に正直で。
ちょっぴり羨ましくて、憧れです。
スキズの歌詞は私を世界に引き込んでくれました。
泣きたくても泣けなかった私を、暖かく迎えてくれて、慰めてくれました。
いつの間にか絵を描きたいだとか、本を読みたい、写真を撮りたいという好きな事に対する欲を失っていたんです。
好きな事も、それ以外も何もできない自分に嫌気が差して、毎日のように考え込む夜。
日にちを重ねていく毎に諦めを憶えていました。
もう逃げたくて、消えたくて、何がしたいのかさえも見失って。
前に進むのが怖くて、考えれば考えるほど分からなくて、考えたくなくても考えてしまう自分。もう手に負えない状態まで来ていて。
そんな時に先日のオーラスを迎えました。
”あんな風になりたい” そう思ったんです。
信頼できる仲間に囲まれて自分のしたいことをし続けている彼らみたいに、もっと自分に素直でいたいと。
あの日、あの瞬間、私の風船は弾けました。
例え私の味方がいなかろうと、
私だけは、私の味方でいたい。
もっと自分に素直になって、自分を信じたい。
もっと、素敵な人になりたい。
もっと、こうなりたい。
もっと、もっと。
不思議と欲が溢れたんです。
毎日のように日記に書いた自分の理想像。
嫌になるほど向き合いました。
きちんと向き合えていないことも分かっていました。逃げていたことも。
けれど、やっと素直になれた気がしたんです。
勿論こんな文誰が見ても需要ないのは重々承知で。でもこれは私が挫けそうになった時に何度も、何度も見返して自分を奮い立たせる為に書いています。
だから、これを見返しに来た自分、前を向いて。
素直になるって、決めたもんね。大丈夫、大丈夫だよ。見返す必要がなくなる日が来るまで、何度だって誓いに来ればいいんだ。
こんな強気なこと吐いてますが
私、ずっとENFP-T人間で。
一度もMBTIが変わったことがありません。
何事においても悲観的になってしまう自分が嫌で、変わりたいと思い続け長い年月が経ちましたが、今は変わらなくてもいいのかな、なんて思ってます。
この2人もこう言っているからきっと大丈夫だと思います。
自分の性格や思考回路はびっくりするほどネガティブなのに、プライドはあって。
いつまで経っても理想が崩れないんです。理想を実現したいが故に自分を追い詰めていました。
だけどこれを書いて、完璧じゃないことを認めてあげられる自分が必要だったと気がつきました。
デビューすることが目標ではなくて、”彼らの意思”で自分達の曲を、世界観を生み出していて。アイドルをしている理由はステイのためでもあるだろうけれど、彼らが伝えたいことを伝える為に、彼ら自身の為に続けているんだろうなと思います。
そんな真っ直ぐな思いが私たちを応援したくなる気持ちにさせ、ここにいるひとりのステイの背中を押しました。
私の願いは、彼らがやりたい音楽をずっと続けられることです。
売れる為には世界に認めて貰わなければいけないかもしれません。
いくら好きなこととはいえ、いくらファンがいるとはいえ、アイドルは簡単な仕事ではないです。
嫌になる瞬間もきっとあると思うし、考え悩む日ばかりがほとんど、世間の目を気にしていたらキリがなくて、自分たちの居場所を守るために犠牲にしたこと、何度もあったと思います。
これからもそうかもしれないし、それ以上の壁が待ち受けているかもしれません。
けれど、これまで信じて決めたことに間違いなんてなかったと思います。失敗はあっても、間違いなんてないんです。
私たちは傍に居続けます。君たちが信じたことだから、私も信じるよ。
だから、どうかやりたいことを貫いてください。
もしかしたら、暫く追えなくなる時が来るかもしれません。事情があって離れてしまうかもしれません。だけど、推していた時間は絶対に後悔しないと思います。
スキズを推していた瞬間が、私にとって希望であり、光であり、誇れるものだから。
”心が動いている時間だけが記憶に残る時間、生きている時間です”
確実に心が動いた時間でした。
それはライブ中だけでなく、スキズを推している瞬間すべてだと断言できます。
感謝してもしきれない程、救われて。愛してる、なんかじゃ足りない位の愛を贈りたい。
そんな相手が、彼らでした。
The view のmvで、こんな言葉があります。
”夢は本当に叶えたいと願った人だけに叶うものだ”
この言葉、「努力は必ず報われる」という言葉と少し似ていて。
努力って報われるまで努力し続けるから報われるんです。報われる時まで、努力した人が努力したって言えるんです。
夢も、叶うまで願い続けた人にだけ叶うんです。
正直、いつ叶うか分からない夢を見続けるのは辛いし、彼らも練習生の時そうだったと思います。
でも、
それでも、私は夢を見たいと思いました。
私の醒めたくない夢です。
辛いこと全部ギュって潰してゴミ箱に入れられたらな、なんて考えたこともありました。
辛いことばかりの人生は嫌だけれど、平坦な人生はもっと嫌なんです。
幸せなだけの人生ならどうだっただろう。
多分、今感じられているような喜びや幸せを感じられていないと思います。
マイナスがあるからプラスがより輝いて見えるんだなと。
いずれ消えてしまうものは美しいとよく言うように、彼らも儚くて美しい。
いずれ消えてしまう花のように。
消えてしまう前に、彼らが存在する世界線で彼らを好きになれた事、全て。一生宝物です。
ピリが私たちのことを星みたいだと、言ってくれました。先述したように、私がスキズのことを表現するとしたら「夢」です。
ありがとう。大好きな人たち。私に夢をくれてありがとう。
あぁ、彼らに在り来たりな言葉なんて使いたくないですね。
でも推している理由は「好きだから」で充分だと思います。きっと彼らはそれで大丈夫だと言ってくれると思うから。
いつまで寝てるのかって?
目醒めるつもりなんてないよ。
君が消えていなくなるまで、それと私が諦めてしまわない限り、意地でも醒めないんだから。
彼らがくれた夢だけは、記憶に残さないとね。