フリーランスの増加と企業の評価は
近年、フリーランスの数は急増しているそうです。これは、働き方の多様化やリモートワークの普及も背景にあります。企業側も、プロジェクトごとに専門的なスキルを持つ人材を柔軟に採用できるため、フリーランスへの需要が高まっています。
私はデジタル領域に特化した複業やフリーランスのマッチング事業を行っていますが、最近フリーランスに対する評価が低下しているという声をよく耳にします。特にエンジニアのSES領域で、フリーランスの評判が良くないという話が増えているようです。企業やエージェントの中には、フリーランスと仕事をしたくないというところもあり、「まともな人材は1〜2割しかいない」といった厳しい意見も聞いたことがあります。ちなみに私はエンジニア領域のサービスは行っていないので、本当に聞いた話だけになりますのでご容赦ください。
フリーランスの評判が低下している原因って何なのでしょうか。あくまで聞いた話と想像の範疇でいくつか挙げてみます。
スキル不足:フリーランス人口が増える中で、スキルが十分でない人も増えているのでは。
ビジネスマナーの欠如:基本的なビジネスマナーが欠けているという指摘が多いようです。
責任感の欠如:「フリーランスが飛んだ」という話があり、仕事に来なくなったり、連絡が取れなくなったりするケースもあるそうです。怖いですね。
もともとフリーランスという働き方は、不安定で補償もないため、あまり良いイメージを持たれていなかったかもしれません。ライターやデザイナーなど特定の職種に限られているという印象も強かったです。しかし、実際には多くの領域や業界でフリーランスが活躍しています。昔はウーバーなんてありませんでしたし、プロスポーツ選手もある意味フリーランスのようなものですが、優秀な人はどの分野でも優秀です。
フリーランスだから、会社員だからというのは、本来仕事の評価軸には関係ないはずです。ただし、悪い評価がある場合、会社員であれば会社が守ってくれることは多いです。例えば、担当を変えてくれる、上司が謝りに行く、サポートしてくれる同僚がいる、などのフォローがあります。しかし、フリーランスは個人ですしすべて自己責任であり、そういったサポートは期待できません。
これからは、フリーランスの淘汰が進むのではないでしょうか。優秀なフリーランスが生き残り、そうでない人は自然と淘汰されていくでしょう。フリーランスとして成功するためには、スキルだけでなく、ビジネスマナーや責任感も重要です。企業との信頼関係を築き、評価を高める努力を続けることが求められるのでしょう。