フリーランスを活用する企業の特徴

 近年、フリーランスとして活躍する人材が増加しています。同時にフリーランスのスキルを活用する企業も増えています。我々はフリーランスのマッチングサービスを運営していますが、今回はフリーランスを活用する企業の特徴を書いてみます。

 フリーランスを活用する企業が増えている、と書きましたが、まだまだ全体からすると多くはないです。統計などは無いのでわかりませんが、10%も越えていないのではないでしょうか。キャズム理論でいうとイノベーター、アーリーアダプターの間くらいです。

ただ、業界、業種によって特徴があります。例えば開発関連の企業や広告代理店などは、もともとエンジニアやデザイナー、ライターなどのフリーランスを長年にわたって活用してきました。フリーランス活用についての免疫がないので、最近だとデジタルマーケティングなどの分野でもフリーランスの専門知識を求めて活用する企業が増えています。

 ECやゲーム開発などの企業も業態自体が新しく、そこで生まれた新しい職種に積極的にフリーランスを活用するところが増えています。

 ベンチャー企業や外資系企業もフリーランスの活用に積極的です。特に外資系企業では、本国(海外)で既にフリーランスの活用が一般的であり、明確なジョブディスクリプションと共に、多様な人材を柔軟な働き方で活用しています。

 また、フリーランスを活用する企業はデジタルサービスやDX(デジタルトランスフォーメーション)において先進的な企業が多く、デジタル化に対する抵抗がないことも特徴です。

 フリーランスを効果的に活用している企業は、マネジメントに長けており、フリーランスとの関係を良い意味で割り切っています。また、社員の流動性が比較的高い業界が多いので、外部人材導入のハードルが低いことも理由の一つです。

 私たちのサービスでは即戦力となるフリーランスのデジタル人材を共有するプラットフォームを提供しています。デジタル人材は市場では希少であり、希望年収も高く概してキャリアアップを求める傾向があります。結果、採用に苦戦する企業が多くなっています。弊社のサービスではこの課題を解決し、企業がフリーランスを上手に活用できるよう支援しています。

 とはいえまだキャズムを越えるような状況にはなっておらず、フリーランスで働く事が広く一般的になっているとは言えません。多くの企業が採用課題を解決するためにももっとフリーランスを活用し、フリーランスで自由に責任感を持って働く人が増える社会になるといいと思いこのサービスを立ち上げています。日々サービス改善を図りつつ企業とフリーランスの双方にメリットがあるサービスとして成長し続けることを目指しています。

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