所信表明:イドコロと没頭を追い求めて
そんなわけで株式会社KBOYのCOOに就任いたしました、こんぶです。
前に書いたこの記事から飛躍してこんなことになりました。
いろんな方々にお世話になっていくと思いますので、あらためて自己紹介と所信表明ができればと思います。
これまでの経緯
前の記事にも書きましたが、今一度整理してどのような道を歩んできたか短くまとめます。
2019年あこがれの会社に夢を抱いて入社し、挫折を味わって、心が折れ、居場所をなくし、鬱になり、奮起して2020年、好きだったプログラミングの学習を再開し、FlutterとFlutter大学に出会い、2021年、Flutterエンジニアとして転職を果たし、コミュニティで徐々に自分の居場所ができていき、Flutterエンジニアだけ共同生活をするシェアハウスを企画して、衣食住のすべてがFlutterに支えられているなか、もっとFlutter大学を盛り上げていきたいと思い、2022年COOとしてFlutter大学の発展に注力することとなりました。
Flutter大学とは?という方はこちらのサイトをみていただきです。
人脈もお金もスキルもない2020年のぼくを受け入れてくれたFlutter大学、ひっぱりあげていただいたKBOYさんにはとても感謝しています。今回のCOO就任はその恩返しと、いま特異な可能性を秘めているFlutter大学に賭けてみたいという気持ちからです。
Futter大学の特異性
これからFlutter大学でぼくがなにをやっていくかという話をするためには、Flutter大学が今どういう状態にあるのかということを語らなくてはいけません。
Flutter大学というのはいわゆるオンラインサロンという括りではじまりました。オンラインサロンというとカリスマ的なトッププレイヤーがいて、その人の価値観やスキルに共鳴した人たちが集まり、さまざまな企画を通して交流している様を想像されるかと思います。
そのトッププレイヤーのポジションがKBOYというYouTuberです。Flutter大学もはじめのうちはKBOYさんに共鳴した人が集まる組織でした。
しかしそのKBOYさんをトップとしてその下にメンバーがくっついているという構図は少しずつ変化していきます。
自発的にサービスを企画し、協力して0からサービスを立ち上げる共同開発。
気になるトピックをとりあげ、自分の知見を共有しながら活発な議論を繰り広げる共同勉強会。
サロンを飛び出して日本のFlutterエンジニアを巻き込んで開催されたFlutterGakkai。
全国に散らばるサロンメンバーに会いに、日本全国から集まる交流会。
困っている初心者の質問にサロンメンバーが答え、長尺の動画は有志が切り抜いて学習コンテンツを量産するエコシステム。
恵比寿という東京の真ん中でFlutterエンジニアだけが共同生活をおくる、Flutterシェアハウス。
当人のやりたいという意志から多様な企画が自然発生的に実行され、巻き込み、巻き込まれ、徐々に輪が広がり、やがては没頭できる仕事となって、それを介して血の通った人間関係を形成していくようになったのです。
ぼくは大学で混声合唱団に所属していました。そのときに感じたのは、ここにいてもいいんだという「イドコロ感」と、真剣に音楽を追求し表現しようという「没頭感」でした。その2つをぼくはいま、Flutter大学に感じています。
Flutter大学はいつのまにかKBOYさんも知り得ぬところで有機的なつながりと、感謝の好循環がうまれ、単なるオンラインサロンでも、Flutterの学習コミュニティでもない、何かになろうとしています。
現代の日本で、年齢も職種も超えて、このような血の通ったコミュニティが形成されようとしていることに、感動し、ここからどこまでいけるんだろうという期待と希望を感じているのです。
ここからぼくに何ができるのか
そんなFlutter大学に賭けてみたいと思うようになりました。ぼくにできることはいろいろとあるはずです。
Flutterアプリを通して世界と対決できる人を増やす
サービスというのは、現状に何かしらの不満があるからつくられます。世界はこのままである必要はない、自分で変えられるのなら変えてみたいという対決の意志があると思うのです。
現状に居場所を見つけられていない人が、それらを変えるきっかけのひとつに自己表現としてのサービス開発があると思うのです。Flutterはそういう人たちにとって武器になると思います。しかしながらまだまだFlutterは知られていません。より多くの人がFlutterという武器を認識し、使えるようにするための活動をおこなっていきます。
具体的には、入門者向けの本の執筆、多様でわかりやすくわくわくできる動画教材の作成です。
感謝のエコシステムを加速させる
なにかをしてもらったから、なにかを返したい。
そういう当たり前の循環がFlutter大学には生まれています。
そこをもっとなめらかに、加速させられないかと思っています。
感謝の気持ちをわかりやすく伝えられるしくみ、貢献した人には適切な見返りがあるしくみ、それらをトークンエコノミーの力で実現できないかという実験をおこなっていきたいです。Web3.0時代といわれていますが、Flutter大学が自律分散型の組織の成功例としていろいろな影響を与えられる存在になったらとてもおもしろいと思っています。
ここからが本番だ
まだまだ小さいコミュニティです。できることも多くありません。けれども、ここから何かが変わっていくような、静かで熱いエネルギーを感じています。ぜひ今後とも応援いただければありがたいです。そしてもしよかったら一緒にやっていきましょう。ぼくがそうであるように、ここがあなたの居場所になったらうれしいのです。